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エコキュートの交換で使える国の補助金は「給湯省エネ2026事業」です。補助額は1台7万〜10万円で、電気温水器から交換する場合はさらに2万円上乗せされます。
エコキュートの交換費用はおおむね30万〜60万円なので、補助金を使うと実質の負担は18万〜53万円ほどになります。ただし、補助の対象になるのは条件を満たした機種だけで、申請も登録した業者しかできません。予算を確保する予約申請は2026年11月16日までです。
この記事では、補助金を引いた実質負担の早見表、対象機種の見分け方、もう1つの補助金「みらいエコ住宅2026事業」との使い分けを、公式情報をもとにまとめます。
エコキュートの補助額は1台7万〜10万円
給湯省エネ2026事業のエコキュートの補助額は、基本額・性能加算・撤去加算の3つの合計で決まります。
| 項目 | 金額 | 条件 |
|---|---|---|
| 基本額 | 7万円/台 | 対象機種のエコキュートを設置 |
| 性能加算 | +3万円/台 | より省エネ性能が高い機種(CO2排出量が5%以上少ない) |
| 撤去加算(電気温水器) | +2万円/台 | 電気温水器を撤去してエコキュートにする |
| 撤去加算(蓄熱暖房機) | +4万円/台 | 電気蓄熱暖房機を撤去する(2台まで) |
エコキュートからエコキュートへの交換は、撤去加算の対象になりません。古いエコキュートを新しくする場合は、基本額と性能加算の7万〜10万円です。
補助金を引いた実質負担の目安【早見表】
補助金の記事の多くは「最大◯万円」という補助額だけを書いていますが、知りたいのは「結局いくら払うのか」ではないでしょうか。交換費用の目安(30万〜60万円)から補助額を引いた、実質負担の早見表を作りました。
| 今の給湯器 → 交換後 | 補助額 | 実質負担の目安 |
|---|---|---|
| エコキュート → エコキュート(基本の機種) | 7万円 | 23万〜53万円 |
| エコキュート → エコキュート(性能加算の機種) | 10万円 | 20万〜50万円 |
| 電気温水器 → エコキュート(基本の機種) | 9万円 | 21万〜51万円 |
| 電気温水器 → エコキュート(性能加算の機種) | 12万円 | 18万〜48万円 |
| ガス給湯器 → エコキュート(性能加算の機種) | 10万円 | 20万〜50万円 |

性能加算の機種は本体価格が高めのことが多く、補助額の差(3万円)より価格差のほうが大きい場合もあります。補助額だけで選ばず、補助金を引いたあとの総額で比べるのがポイントです。
補助の対象になるエコキュートの見分け方
補助の対象になるかどうかは、型番で決まります。メーカーの案内によると、基本額の対象になる条件は次のとおりです。
- 省エネ法のトップランナー制度で、2025年度の目標基準値以上の性能がある
- インターネットにつながる
- 天気予報に合わせて、昼間に沸き上げをずらす機能がある(太陽光の電気を使いやすくする機能)
2026年からは「インターネットにつながる機能」が条件になったため、安いモデルや古い在庫品は対象外のことがあります。寒冷地向け・薄型・角型などの種類に関係なく、型番が公式の「補助対象製品の検索」に載っているかどうかで判断してください。見積もりをもらったら、型番を検索するのが確実です。
みらいエコ住宅2026事業との使い分け
エコキュートは、国土交通省の「みらいエコ住宅2026事業」でも補助の対象(1戸4万5,000円)になっています。ただし、次の点に注意が必要です。
| 給湯省エネ2026事業 | みらいエコ住宅2026事業 | |
|---|---|---|
| エコキュートの補助額 | 7万〜10万円/台(+撤去加算) | 4万5,000円/戸 |
| エコキュートの交換だけで使えるか | 使える | 使えない(窓や壁の断熱リフォームと一緒に行う必要がある) |
| 同じエコキュートで両方もらえるか | もらえない(同じ製品で重ねて申請はできない) | |
エコキュートの交換だけなら、補助額が大きく、単独で使える給湯省エネ2026事業を選ぶのが基本です。窓の断熱リフォームなども一緒に行う場合は、どちらの制度で申請するのが得か、業者に計算してもらいましょう。
いつまでに申請する?締め切りと予算の残り
| 手続き | 締め切り |
|---|---|
| 対象になる工事 | 2025年11月28日以降に着工したもの |
| 予約申請(予算の確保。着工後にできる) | 2026年11月16日 |
| 交付申請(引き渡し後の本申請) | 2026年12月31日 |
予算は2026年10月3日時点で47%まで申請されています。エコキュートは機種によっては取り寄せに時間がかかるため、交換を考えているなら10月中に見積もりを取り、11月16日の予約申請に間に合わせるのが安全です。
補助金を確実に受け取るための業者選び
給湯省エネ2026事業は、消費者が自分で申請することはできません。登録した業者が申請し、補助金を消費者に還元します。見積もりのときは、次のことを確認してください。
- 給湯省エネ2026事業の登録事業者か
- 見積もりの型番が補助の対象か、性能加算の対象か
- 電気温水器の撤去加算が見積もりに入っているか
- 予約申請を11月16日までにしてもらえるか
- 補助金の還元方法(工事代金から引くのか、あとで振り込むのか)
エコキュートは同じ機種でも、業者によって本体の値引きや工事費が大きく変わります。補助金の対応と総額の両方を比べるために、2〜3社から見積もりを取りましょう。
よくある質問
エコキュートの補助金は自分で申請できますか?
できません。給湯省エネ2026事業の登録事業者が申請します。ネットで本体だけを買って自分で手配する場合など、登録事業者を通さないと補助金は受け取れません。
エコキュートの交換時期の目安は?
一般的に10〜15年が交換の目安といわれます。お湯が沸かない・エラーが続くなどの症状が出てから慌てて交換すると、補助金の手続きが間に合わないこともあります。10年を過ぎたら、補助金があるうちに見積もりだけでも取っておくと安心です。
マンションでも補助金は使えますか?
使えます。共同住宅は1台までです。設置スペースや管理規約の制限があるので、マンション対応の実績がある業者に相談しましょう。
まとめ:補助金を引いた総額で比べて、11月16日までに動く
- エコキュートの補助額は1台7万〜10万円。電気温水器からの交換はさらに2万円
- 補助金を引いた実質負担は18万〜53万円ほど(交換費用30万〜60万円の場合)
- 対象かどうかは型番で決まる。安いモデルや古い在庫品は対象外のことがある
- 交換だけなら給湯省エネ2026事業が基本。みらいエコ住宅2026事業は断熱リフォームとセットが条件
- 予約申請は11月16日、交付申請は12月31日まで。申請は登録事業者が行う
補助額の大きさより、補助金を引いたあとの総額で業者を比べることが、いちばん得をする近道です。
ガス給湯器やハイブリッド給湯機も含めた給湯器の補助金全体は、こちらの記事でまとめています。

給湯器の交換費用の相場や業者の選び方は、こちらで詳しく解説しています。

出典:給湯省エネ2026事業 公式サイト、みらいエコ住宅2026事業 公式サイト、三菱電機 給湯省エネ2026事業のご案内(いずれも2026年10月3日〜4日確認)
