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アスベスト(石綿)を含む可能性があるスレート屋根のリフォーム費用は、屋根100㎡でカバー工法なら約100万円〜、葺き替えなら約150万円〜が目安です(足場代は別)。葺き替えでは、古いスレートの処分費だけで30万〜40万円かかることもあります(SUUMOリフォームタイムズより)。
工事の方法にかかわらず、着工前には資格を持つ人による「石綿の事前調査」が法律で義務になっています(2023年10月から)。この記事では、自分の屋根に含まれているかの目安、工法ごとの費用とアスベストの扱い、事前調査と補助金の注意点をまとめます。
結論:アスベスト屋根のリフォーム費用と工法の比較
| 工法 | 費用の目安(屋根100㎡) | アスベストの扱い | 向いている状態 |
|---|---|---|---|
| 塗装 | 約30万円〜 | 屋根材はそのまま。工事前の事前調査は必要 | 割れや反りが少なく、下地も傷んでいない |
| カバー工法(重ね葺き) | 約100万円〜 | 今の屋根に新しい屋根をかぶせるので、撤去・処分が出ない | 下地(野地板)が傷んでいない |
| 葺き替え | 約150万円〜+処分費30万〜40万円 | 古いスレートを撤去し、決まったルールで処分する | 雨漏りなどで下地まで傷んでいる |

アスベストを含む屋根の工事は、調査・処分の手順が増えるぶん、会社によって見積もりの内訳や金額に差が出やすくなります。事前調査と処分費が見積もりに入っているかを、複数の会社で比べて確かめましょう。
自分の屋根にアスベストが含まれているかの目安
| 確認すること | 目安 |
|---|---|
| 屋根を施工した年 | 住宅屋根用の化粧スレートでアスベストを含むものは1961〜2004年に製造。2004年以前に施工した屋根は可能性がある |
| 法律の禁止時期 | 2004年10月に石綿を1%超含む建材の製造などが禁止、2006年9月に0.1%超を含む製品が全面禁止 |
| 確かめる方法 | 建てた会社の資料・図面で商品名を調べる。確実に知るには、資格を持つ調査者に調査してもらう |
スレートが屋根に施工されているだけなら、アスベストが飛び散る可能性は低いとされています(SUUMO)。問題になるのは、割ったり削ったりする工事のときです。
工事の前に必要な手続き(事前調査と報告)
| 時期 | 決まったこと |
|---|---|
| 2022年4月から | 請負金額が税込100万円以上の改修工事は、事前調査の結果を国の電子システムで報告する |
| 2023年10月から | 建築物の事前調査は、資格を持つ人(建築物石綿含有建材調査者など)が行う |
| 工事の規模にかかわらず | 解体・改修の工事では、石綿が含まれているかの事前調査が必要 |
調査と報告は、工事を請け負う元請の会社が行います。施主(工事を頼む人)は、次の点を確かめておくと安心です。
- 事前調査を誰が行うか(調査者の資格があるか)
- 調査の結果を書面で説明してもらえるか
- 葺き替えの場合、撤去と処分の方法・費用が見積もりに入っているか

補助金は「屋根」で使えるか確認が必要
国の「住宅・建築物アスベスト改修事業」は吹付けアスベストなどが主な対象で、屋根のスレートのような成形板を対象外と明記している自治体もあります(福島市など)。含有調査に補助を出している市区町村もありますが、対象の建材は自治体ごとに違うので、申し込む前にお住まいの市区町村の窓口で「屋根のスレートでも使えるか」を確認してください。
屋根の葺き替えの費用と工事の流れは、こちらの記事でまとめています。

屋根材・工法ごとの費用の比べ方は、こちらの記事を参考にしてください。

よくある質問
アスベストを含む屋根に住んでいても大丈夫ですか?
スレートが屋根に施工されたままなら、飛び散る可能性は低いとされています。割れや欠けが多くなってきたら、むやみに触らず、工事のときに適切な方法で直すことが大切です。
カバー工法と葺き替え、どちらがいいですか?
下地(野地板)が傷んでいなければ、撤去・処分が出ないカバー工法のほうが費用を抑えやすくなります。雨漏りなどで下地まで傷んでいる場合は、葺き替えが必要です。屋根が重くなるのが気になる場合は、軽い金属の屋根材を選ぶ方法があります。
塗装だけでも事前調査は必要ですか?
はい。事前調査は工事の規模にかかわらず必要です。請負金額が税込100万円以上なら、結果の報告も必要になります。
まとめ
- 屋根100㎡で、カバー工法は約100万円〜、葺き替えは約150万円〜(処分費30万〜40万円が加わることも)
- 2004年以前に施工したスレート屋根は、アスベストを含む可能性がある
- 工法にかかわらず、着工前に有資格者の事前調査が必要。100万円以上の工事は報告も必要
- 国の補助は吹付けアスベストが中心。屋根で使えるかは自治体に確認
アスベストを含む屋根の工事は、調査と処分の対応で会社の差が出ます。一括見積もりサービスで、屋根工事の実績がある会社をまとめて比べましょう。
出典:SUUMOリフォームタイムズ「スレート屋根の特徴とリフォーム費用」(2024年12月18日更新)、厚生労働省「石綿総合情報ポータルサイト」、環境省「石綿含有廃棄物等処理マニュアル(第3版)」、国土交通省「アスベスト対策Q&A」(いずれも2026年10月12日確認)
