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庭を潰して6畳(約3坪)の部屋を増築する費用は、木造で約180万〜300万円、鉄骨で約300万〜450万円が目安です(SUUMOの一級建築士監修記事より)。庭を潰す場合は、これに植木や庭石の撤去、フェンス・土間の作り直しなど外構の費用が加わります。
ただし、費用より先に確認したいのが「そもそも増築できるか」です。敷地の建ぺい率に余裕がないと、庭が空いていても増築できません。この記事では、広さ別の費用と、増築できるかを自分で確かめる方法、できなかったときの代わりの方法をまとめます。
結論:庭を潰して増築する費用の目安
| 増やす広さ | 木造 | 鉄骨 |
|---|---|---|
| 2畳(約1坪) | 約60万〜100万円 | 約100万〜150万円 |
| 4畳(約2坪) | 約120万〜200万円 | 約200万〜300万円 |
| 6畳(約3坪) | 約180万〜300万円 | 約300万〜450万円 |
| 8畳(約4坪) | 約240万〜400万円 | 約400万〜600万円 |
| 10畳(約5坪) | 約300万〜500万円 | 約500万〜750万円 |

| 本体工事のほかにかかる費用 | 内容 |
|---|---|
| 庭の撤去 | 植木・庭石・物置などの撤去と処分。量で大きく変わる |
| 外構の作り直し | フェンス・土間コンクリート・排水の付け替え |
| 確認申請・設計 | 必要な場合、手続きだけで約30万円が目安(SUUMO) |
| 登記 | 工事が終わってから1か月以内に、建物の表題変更登記をする |
| 固定資産税 | 床面積が増えるので、家屋の評価が見直されて上がることがある |
増築の見積もりは、庭の撤去や外構の作り直しをどこまで含めるかで、会社ごとの差が大きくなりやすい工事です。同じ条件で複数の会社に見積もりを頼み、「本体工事」と「庭・外構の工事」を分けて比べましょう。
増築できるかを先に確かめる5つのチェック
| チェック | 確認すること | 調べ方 |
|---|---|---|
| ① 建ぺい率 | 増築後の建築面積が「敷地面積×建ぺい率」を超えないか | 市区町村の都市計画の窓口・ホームページ |
| ② 容積率 | 増築後の延べ床面積が「敷地面積×容積率」を超えないか | 同上 |
| ③ 確認申請 | 増える床面積が10㎡を超える、または防火地域・準防火地域にある場合は必要 | 建築基準法第6条。会社か役所に確認 |
| ④ 今の家の書類 | 確認済証・検査済証があるか。今の家がルールに合っていないと増築が難しいことがある | 家の書類一式、役所の台帳 |
| ⑤ 隣地・道路との距離 | 北側斜線などの高さの制限、隣の家との距離 | 図面を描く段階で会社が確認 |
建ぺい率で「あと何㎡増やせるか」を計算する
たとえば、敷地150㎡・建ぺい率50%なら、建てられる建築面積の上限は75㎡です。今の家の建築面積(1階の外周で囲まれた面積に近い)が60㎡なら、庭側に増やせるのは残りの15㎡(約9畳)までです。15㎡は10㎡を超えるので、確認申請も必要になります。
6畳はおよそ10㎡で、確認申請が要るかどうかのちょうど境目です。少し広くするだけで申請が必要になることがあるので、図面の段階で面積を確かめましょう。

2025年4月から確認申請の中身が増えている
2025年4月の建築基準法の改正で、木造2階建てなどの住宅は、確認申請で構造などの審査が省略されなくなりました(いわゆる「4号特例」の縮小)。2階建ての家に増築する場合は、申請に必要な図面が増え、設計の費用や期間がこれまでより多くかかることがあります。
庭に「二階建て」で増築する場合
庭側に1階と2階を同時に増やす場合は、増える床面積が10㎡を超えることがほとんどなので、確認申請が必要になると考えておきましょう。費用は、上の表の1階分と2階分を合わせた額が一つの目安です(木造で6畳+6畳なら約360万〜600万円。当サイトの試算)。
今の平屋の上に2階を載せる方法もありますが、こちらは1畳あたり約50万〜100万円に加えて、階段の設置や今の家の補強が必要になります(SUUMO)。2階増築の費用と注意点は、こちらの記事でまとめています。

増築できない・高すぎるときの代わりの方法
| 方法 | 費用の目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| サンルーム・テラス囲い | 約50万〜100万円 | 屋根と壁(柱)があると建物として扱われ、建ぺい率や確認申請の対象になることがある |
| ウッドデッキ | 50万円未満が中心 | 部屋は増えないが、リビングの延長として使える |
| 庭に離れを建てる | 6畳でプレハブ約150万円〜、木造約240万円〜 | 母屋につながない分、配管・電気の延長費がかかる |
「サンルームなら申請はいらない」と書かれていることがありますが、屋根と柱や壁がある構造物は、建築基準法では建物にあたります。敷地の建ぺい率に余裕がない場合は、サンルームでも建てられないことがあるので注意してください。
母屋につなげず、庭に独立した部屋を建てる場合の費用は、こちらの記事でまとめています。

よくある質問
庭を潰して6畳増築するといくらかかりますか?
木造なら約180万〜300万円が目安です(SUUMO)。これに庭の撤去や外構の作り直しの費用、確認申請が必要な場合は手続きの費用(約30万円が目安)が加わります。
確認申請をしないで増築するとどうなりますか?
必要な確認申請をしないで建てると、建築基準法に違反した建物になります。役所から工事の停止や是正を求められることがあるほか、将来の売却や住宅ローン、次の増改築のときに不利になることがあります。申請が要るかどうかは、工事を頼む会社か役所で確かめてください。
増築すると固定資産税は上がりますか?
床面積が増えると家屋の評価が見直されるので、上がることがあります。固定資産税は「課税標準額×税率(標準は1.4%)」で計算されます。くわしい金額は市区町村の資産税の窓口で確認できます。
まとめ
- 庭を潰して6畳を増築する費用は、木造で約180万〜300万円、鉄骨で約300万〜450万円が目安
- 庭の撤去・外構の作り直し・確認申請の費用が別にかかる
- 先に「敷地面積×建ぺい率」から今の建築面積を引いて、あと何㎡増やせるかを確かめる
- 10㎡を超える、または防火地域・準防火地域なら確認申請が必要。工事後1か月以内に登記
- 増築できないときは、サンルーム・ウッドデッキ・離れも候補。ただしサンルームも建物扱いになることがある
増築は、敷地の条件や庭の状態で費用が大きく変わる工事です。一括見積もりサービスで、増築の実績がある会社をまとめて比べましょう。
出典:SUUMOリフォームタイムズ「増築リフォームの費用相場」(2026年2月16日更新)、SUUMO「増築にかかる費用相場はいくら?」(2026年2月5日更新)、SUUMOリフォームタイムズ「自宅に離れを増築するために知っておきたい法規制と費用」、リショップナビ「外構・エクステリアリフォームの費用相場」(2025年12月11日更新)、建築基準法第2条・第6条・第52条・第53条、不動産登記法第51条(いずれも2026年10月12日確認)
