お風呂は一日の疲れを癒やす場所であり、同時に家全体の印象を左右する空間でもあります。
「どうせリフォームするなら、おしゃれで心地よい浴室にしたい」と考える方が増えています。
この記事では、人気のデザインスタイル別にお風呂リフォームの実例を紹介しながら、壁材・照明・カラーリングの選び方、そして高級感を演出するコツを詳しく解説します。

築20年の浴室をホテルライクにリフォーム。大理石調パネルと間接照明で高級感が増し、入浴時間が贅沢なリラックスタイムに変わりました。

北欧風の明るいお風呂にリフォームしました。木目調パネルと白を基調にしたデザインで、朝の入浴も気持ちよく、家全体が明るく感じます。

和モダンスタイルに惹かれ、石目調タイルと木の香りを取り入れました。落ち着いた雰囲気で、まるで旅館のような癒やし空間になりました。

みんなの声としては「ホテルライクに」「北欧風に」「和モダンスタイルに」などが見られました。
おしゃれな浴室をつくる3つの基本ポイント

リフォームで「おしゃれ」と感じる浴室には、共通する3つの要素があります。
- 空間全体のトーンを統一している
→ 色味や素材感をそろえることで、清潔感と高級感を両立。 - 光の使い方が上手い
→ 間接照明や窓の配置で陰影を生み、立体的な空間に。 - 素材にこだわりがある
→ 壁や床の質感を重視することで、日常の中に“非日常感”を演出。
この3つの軸を意識するだけで、一般的なユニットバスでも驚くほど印象が変わります。
人気スタイル別|おしゃれなお風呂リフォーム実例
ここでは、実際のリフォームで人気の高いデザインスタイルを紹介します。
それぞれのスタイルの特徴や使われる素材、照明の工夫を詳しく見ていきましょう。
1. ホテルライクスタイル|高級感と非日常の融合

まるで高級ホテルのバスルームのような空間を再現したい人に人気のスタイル。
色使いはグレー・ブラック・ホワイトなどモノトーンが中心。
特徴とポイント
- 壁材:大理石調パネルやタイルを使用。上質な質感を出す。
- 照明:間接照明を天井や鏡裏に設置し、柔らかく反射する光を演出。
- 窓:小さめの採光窓でプライバシーを確保しながら自然光を取り入れる。
- カラーリング:アクセントにメタリック素材を使うとホテル感がアップ。
高級感を出すには「明るさ」よりも「コントラスト」を意識するのがポイント。
黒系の壁材に温かみのある間接照明を合わせることで、静謐でラグジュアリーな印象になります。
2. 北欧ナチュラルスタイル|木の温もりと明るい光

北欧風のバスルームは、自然素材の優しさを活かしたデザイン。
全体的に白・ベージュ・ライトグレーなど明るい色調でまとめられます。
特徴とポイント
- 壁材:木目調パネルやタイル、またはマットな塗装仕上げ。
- 照明:柔らかな間接照明または温白色のダウンライト。
- 窓:大きめの窓を配置し、日中は自然光を取り入れる。
- 小物:観葉植物やナチュラルバスグッズを置いてアクセントに。
北欧スタイルでは「温もり×清潔感」のバランスが重要。
機能性を保ちながら、自然素材を取り入れることで安らぎを感じる空間になります。
3. 和モダンスタイル|落ち着きと静けさを重視した癒やし空間

和の素材と現代的なデザインを融合した“和モダン”は、近年人気が急上昇しています。
特徴とポイント
- 壁材:石目調タイルや土壁風パネルを使用。
- 照明:障子越しのような柔らかい光をLEDで再現。
- カラーリング:チャコールグレーや深いブラウンなどのアースカラー。
- アクセント:竹や檜など自然素材の香りを活かす。
和モダンの浴室は「静」のデザイン。
視覚的な装飾よりも素材の質感と空気感で魅せる空間が特徴です。
4. カフェ・ヴィンテージスタイル|個性派デザインで温かみを

レンガ調の壁やアイアン風照明を取り入れた「カフェ風」や「ヴィンテージ調」の浴室も人気。
レトロ感を演出しつつ、機能性の高い素材を選ぶのがポイントです。
特徴とポイント
- 壁材:レンガ調やモルタル風パネル。
- 照明:エジソン球風の電球やブラックアイアンのブラケットライト。
- カラーリング:グレーやブラウンをベースに、温かみのあるトーン。
既製のユニットバスでも、アクセント壁を一面だけレンガ調に変えるだけで印象が一変します。
DIYが得意な人は、後述する塗装リフォームの手法も検討してみましょう。
5. リゾート・ナチュラルスタイル|非日常を自宅で楽しむ

南国リゾートのような開放感のある浴室。
観葉植物や自然光を活かし、日々の入浴をリラックス時間に変えます。
特徴とポイント
- 壁材:ベージュ系の石調パネルや木目素材を使用。
- 照明:昼は自然光、夜は暖色系ライトで雰囲気を変化。
- 窓:広い開口部や中庭に面した配置が理想。
- 小物:竹製バスチェアやナチュラルファブリックを使用。
リゾートスタイルは「照明×素材感」で印象が決まります。
限られたスペースでも、明るい床と壁を組み合わせることで空間を広く感じさせることが可能です。
おしゃれに見せるための素材・照明・カラー選び

スタイルごとの特徴を理解したら、次は「素材」と「光」と「色」の組み合わせで全体を整えましょう。
壁材選びで印象が変わる
- 大理石調・石目調パネル:高級感を演出。
- 木目調パネル:温かくナチュラルな雰囲気。
- マット塗装壁:上品で落ち着いた印象。
- タイル仕上げ:耐久性とデザイン性を両立。
壁の一面だけ素材を変える「アクセントウォール」もおすすめ。
浴室の狭さを感じにくくする効果もあります。
照明の配置と色温度
お風呂の照明は「明るさ」よりも「方向性」が重要です。
天井照明だけでなく、壁面や鏡裏の間接照明を取り入れると柔らかく、ホテルのような雰囲気に。
照明色の目安:
- 昼白色(5000K):清潔でシャープな印象。
- 温白色(3500K):自然で落ち着く明るさ。
- 電球色(2700K):リラックス効果の高い柔らかい光。
夜は温かみのある照明、朝は明るい光と使い分けられると理想的です。
カラーリングの黄金比
おしゃれな浴室には、配色バランスがあります。
おすすめは「メイン:アクセント:サブ=70:20:10」の比率。
- メインカラー:白・ベージュ・ライトグレーなど明るい基調。
- アクセントカラー:壁や床の一部に濃いトーンを使用。
- サブカラー:窓枠・金属部・照明などで全体を引き締める。
色のトーンを3色以内に抑えると、統一感のある空間になります。
高級感を出すためのテクニック

リフォーム後に「思ったより普通だった…」という声は多いですが、少しの工夫で見違えるほど変化します。
1. 素材の“質感”にこだわる
ツヤ感よりもマットな素材を選ぶと落ち着いた雰囲気に。
特に壁材や床材に手触りのある素材を使うと、自然な高級感が生まれます。
2. 水栓や鏡のデザインを統一
シルバー系のメタルパーツを黒や真鍮色に統一するだけでも、印象がぐっと引き締まります。
3. ガラス・間接照明で奥行きを出す
仕切りをガラスにする、壁面を照らす間接照明を使うことで、狭い浴室でも広く見せられます。
まとめ|おしゃれな浴室は「素材×光×統一感」でつくる
お風呂リフォームでおしゃれな空間を実現するポイントは、スタイル選びと素材・光のバランスです。
同じユニットバスでも、壁の色や照明次第で雰囲気は大きく変わります。
デザイン性を重視したい方は、おすすめのお風呂リフォーム事例やシステムバスの最新デザイン情報も参考にしてみましょう。
また、浴室塗装による部分リフォームも、低コストで印象を変える手段として人気です。
自分のライフスタイルに合ったデザインを見つけて、
毎日の入浴が楽しみになる「自分だけの癒やし空間」を手に入れましょう。
浴槽塗装については下記記事をご覧ください。
またDIYで出来るのか、業者に依頼すべきかお悩みの際は下記記事を参考にされてください!




