「6畳を2部屋に分けたい」「リビングにワークスペースを作りたい」など、間取り変更や間仕切り壁の設置は近年特に人気の高いリフォームです。
部屋を広く使いたい時期もあれば、プライベートを確保したい時期もあり、家族構成やライフスタイルに応じて柔軟に空間を変えられるのが魅力です。
この記事では、間仕切り・壁を作るリフォームの費用相場、工法の種類、施工手順、注意点をまとめて解説します。
6畳・8畳などの事例や、マンションでの施工制限にも触れながら、最適な方法を見つけましょう。

6畳の子ども部屋を2部屋に分けるため、間仕切り壁を設置。遮音もしっかりしていて勉強に集中できる空間になりました。工期も3日ほどでスムーズでした。

リビングにワークスペースを作るため、可動式間仕切りを採用。開ければ広く、閉めれば個室になるので在宅勤務が快適。光も通る素材で圧迫感がありません。

夫婦で寝室を分けるため壁を作りました。費用は約25万円でしたが、防音性能が高く夜も静か。壁紙を変えたことでおしゃれな雰囲気にもなり大満足です。

みんなの声としては「勉強に集中できる空間に」「リビングにワークスペースを作るため」「夫婦で寝室を分けるため」などが見られました。
間仕切りリフォームの目的と種類

まず、どのような目的で間仕切りを設置するかを明確にすることが重要です。
「壁で仕切る」以外にも、可動式やガラス間仕切りなど多様な方法があります。
■ 主な目的
- 家族のプライベート空間を確保したい(子ども部屋・寝室分離など)
- ワークスペースや書斎を作りたい
- エアコン効率や冷暖房コストを改善したい
- 来客用の空間を一時的に区切りたい
■ 間仕切りの主な種類
| 種類 | 特徴 | 費用目安 |
|---|---|---|
| 固定壁(造作壁) | 完全に部屋を分ける | 約10〜25万円(6畳) |
| 可動式間仕切り(引き戸・パネル) | 開閉で柔軟に使える | 約5〜15万円 |
| パーテーション・間仕切り家具 | 工事不要で簡易設置 | 約1〜5万円 |
| ガラス・アクリル間仕切り | 採光性を確保できる | 約15〜30万円 |
部屋の用途や使用頻度に応じて、固定型か可動型を選びましょう。
固定壁(造作間仕切り)工事の流れと特徴

部屋にしっかりとした壁を作る「造作壁リフォーム」は、最も一般的で遮音性や断熱性にも優れます。
構造上の柱や梁を活かしながら、新しい壁を立ち上げて独立した空間を作ります。
■ 施工の流れ
- 現地調査・寸法確認
既存の天井・床・壁構造を確認。壁を作る位置に電気配線やエアコンダクトがないかもチェック。 - 下地(骨組み)の組立て
木材または軽量鉄骨で枠組みを作成。開口部(ドア・窓)もこの段階で決定。 - 石膏ボード・断熱材の施工
骨組みの間に断熱材を入れ、両面から石膏ボードを貼る。防音・防火性能も確保できる。 - クロス仕上げ・塗装・巾木施工
仕上げ材(壁紙・塗装)で新旧の壁を統一。 - 電気・照明・スイッチ増設
必要に応じて電気配線を延長し、照明・コンセントを新設。
■ 工期と費用目安(6畳を2部屋に分ける場合)
| 内容 | 費用相場 | 工期 |
|---|---|---|
| 間仕切り壁設置(下地+仕上げ) | 約10〜20万円 | 2〜3日 |
| ドア設置・建具調整 | 約5〜10万円 | 1〜2日 |
| 照明・スイッチ増設 | 約2〜5万円 | 半日〜1日 |
| 合計目安 | 約15〜30万円 | 約3〜4日 |
■ メリット・デメリット
メリット
- 遮音・断熱性が高く、完全に独立した空間を作れる
- 壁掛け家具やコンセント増設が可能
デメリット
- 元に戻すには解体が必要
- 工期が長く、養生スペースが必要
内装壁リフォームで使用される石膏ボード・クロス・断熱材の種類と費用についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
可動式間仕切り・引き戸リフォームの特徴

「部屋を分けたいけど、開放感も残したい」場合におすすめなのが可動式間仕切りです。
引き戸タイプやアコーディオンパネルなど、空間を用途によって切り替えられます。
■ 主なタイプと特徴
| タイプ | 特徴 | 費用 |
|---|---|---|
| 引き戸式間仕切り | 壁に引き込むタイプですっきり | 約10〜20万円 |
| アコーディオンカーテン | 柔軟・軽量だが遮音性は低い | 約3〜8万円 |
| スライドパネル式 | デザイン性が高く高級感あり | 約15〜25万円 |
メリット:
- 必要な時だけ仕切れる柔軟性
- 採光や通風を妨げにくい
- 工事が簡易で短工期
デメリット:
- 遮音性・断熱性は固定壁より劣る
- 下地強度によって設置制限あり
■ 工期・費用目安
- 工期:1〜2日程度
- 費用:5〜20万円前後
- ドアタイプは建具のサイズ・素材で変動
部屋に壁を作る費用の考え方

間仕切りリフォームの費用は、「壁を作る面積」「仕上げ材」「電気工事の有無」で大きく変わります。
6畳を2部屋にする例で比較してみましょう。
■ 6畳を2部屋に分ける費用の目安
| 工法 | 内容 | 費用相場 |
|---|---|---|
| 固定壁+ドア新設 | 完全分離型の2部屋化 | 約20〜30万円 |
| 可動式引き戸 | 開閉式で柔軟に使える | 約10〜18万円 |
| アコーディオンカーテン | 最安・短工期 | 約5〜8万円 |
■ 追加で発生しやすい費用
- クロス張替え費用:5〜10万円(既存壁と統一)
- 照明・スイッチ増設:2〜5万円
- 床の張替え:10〜20万円(段差解消・防音対応含む)
内装全体のリフォーム費用構成と見積比較のポイントをこちらの記事で詳しく紹介しています。
マンションで間仕切り壁を作るときの制限

マンションでは、共用部との構造上の関係から、自由に壁を作れないケースもあります。
■ 注意すべきポイント
- 管理規約の確認が必須
間仕切り壁の新設・撤去は「専有部分の変更」に該当します。
管理組合に「リフォーム申請書」「施工図面」を提出し、承認を得てから着工します。 - 構造壁には手を加えない
鉄筋コンクリート造(RC)の場合、耐力壁を壊す・貫通する工事は不可。 - 防音・遮音性能の確保
軽量壁でも防音シートや吸音材を挟むなど、遮音対策を行うと良い結果が得られます。
マンションリフォームの管理規約・防音制限・工事時間帯の注意点について詳しく紹介しています。
■ マンションでおすすめの施工方法
- 直貼り式軽量壁(最小限の厚みで施工可)
- 天井・床を傷めない独立フレーム式(賃貸にも対応)
- 防音パネルを組み合わせた吸音タイプ
デザイン性を高める壁の作り方

間仕切り壁は機能面だけでなく、空間デザインにも大きく影響します。
単なる仕切りではなく、アクセントとして「見せる壁」を取り入れるのもおすすめです。
■ おしゃれに見せる工夫
- 一部をガラスブロックや格子にする
- 壁面収納やニッチを組み込む
- 木目・塗装仕上げで素材感を出す
- 色を変えてアクセントウォール化する
■ 照明との組み合わせ
間仕切り壁にダウンライトや間接照明を仕込むと、空間に立体感と高級感が生まれます。
特にリビング・寝室の仕切りにおすすめです。
間仕切りリフォームの注意点

- 換気・採光が確保できるかを事前に確認
- 壁位置を変えると、エアコン・コンセントの再配置が必要になることも
- 工事音・粉塵対策を業者と打ち合わせ
- 将来的な再変更(撤去)費用も見据えて検討する
まとめ:間仕切り・壁リフォームで暮らしに“柔軟性”を

間仕切りや壁を作るリフォームは、家族構成やライフステージに合わせて空間を再設計できる最も実用的なリフォームです。
6畳の部屋を2つに分ける固定壁リフォームから、引き戸・可動パネルによる柔軟な空間づくりまで、選択肢は豊富です。
戸建てでもマンションでも、構造や管理規約に沿って計画すれば、理想の使い勝手とデザインを両立できます。
まずは現地調査を依頼し、**「どんな工法が可能か」「どのくらいの費用でできるか」**を専門業者に確認しましょう。



