新築を建てる際、「どんなトイレにするか」は意外と悩むポイント。
毎日使う場所だからこそ、快適さ・デザイン性・掃除のしやすさなど、長く満足できる空間づくりが大切です。
この記事では、新築のトイレで後悔しないための間取り・設備・デザインの選び方を詳しく解説します。
実際に多くの人が失敗しがちな例や、おすすめの最新機能も紹介します。

新築時にトイレの位置を軽く考えて失敗。玄関近くにしたら来客時に気まずく、音も気になる…。次は動線とプライバシーを意識して配置したいです。

デザインばかり重視して間接照明を入れたけど、思ったより暗くてメイク直ししづらい(笑)。照明はデザインと実用性のバランスが大切ですね。

新築時にトイレ収納をつけなかったのを後悔。掃除道具やペーパーを置く場所に困ってます。後づけできる壁面収納を検討中です。

みんなの声としては「トイレ位置の失敗」「照明が意外と暗かった」「収納をつけなかったのを後悔」などが見られました。
新築で「トイレの後悔」が多い理由

せっかくの新築でも、トイレで後悔したという声は少なくありません。
主な理由は以下の通りです。
- 位置や広さの失敗(狭すぎる・生活動線が悪い)
- 換気や臭い対策が不十分
- デザインを優先しすぎて掃除がしにくい
- 収納やコンセント位置の検討不足
新築時は見た目の印象や間取り全体のバランスを優先しがちですが、実際に住んでから「ここが不便だった」と気づくケースが多いのです。
1. トイレの設置場所と間取りのポイント

玄関やリビングの近くは避けるのが基本
トイレの音や臭いが気にならないよう、生活空間から少し離れた位置に設けるのがおすすめです。
特に来客時に気まずくならないよう、玄関から直接見えない場所が理想的です。
夜間の動線も考慮する
寝室から遠い位置にトイレがあると、夜中の移動が不便。
バリアフリーを意識して、1階と2階の両方にトイレを設置する家庭も増えています。
広さは「0.5〜1坪」が目安
一般的なトイレの広さは0.4〜0.8坪(約0.8〜1.6畳)。
収納や手洗い器を設置したい場合は、1坪(約2畳)程度の広め設計が快適です。
2. トイレのタイプを選ぶ

タンク付きトイレ
昔ながらの定番タイプ。手洗い付きのものも多く、コストを抑えたい方におすすめ。
デザインも進化しており、節水機能付きのモデルも増えています。
タンクレストイレ
見た目がすっきりして高級感があり、掃除もしやすいのが特徴。
ただし水圧が弱い地域では取り付けが難しい場合もあるため、事前に確認が必要です。
一体型トイレ
タンクと便座が一体になっているタイプ。デザインがスタイリッシュで、継ぎ目が少なく掃除がしやすい点が魅力です。
3. トイレの内装デザインと素材選び

壁紙(クロス)
汚れや臭いが付きやすい場所なので、防臭・防カビ機能付きの壁紙を選ぶのがおすすめです。
最近では木目調やグレー系のアクセントクロスで、おしゃれなトイレ空間を作る方も増えています。
床材
水はねや掃除のしやすさを考えると、クッションフロアやフロアタイルが人気です。
本物の木のような質感を再現したフロアタイルは、デザイン性と機能性のバランスが抜群です。
天井
意外と忘れがちなのが天井。
明るく見せたい場合はホワイト系、落ち着いた空間にしたいならグレーや木目調を取り入れると◎。
4. トイレの収納と設備を工夫する

収納は「上」「奥」「壁面」を活用
トイレットペーパーや掃除用品は、見せない収納が基本。
背面の吊り戸棚や、壁埋め込みタイプの収納が便利です。
コンセントの位置に注意
温水洗浄便座や自動開閉機能付きトイレを使う場合、コンセントの位置が重要です。
便器の真後ろやサイドに設置しておくと、コードが見えず見た目もすっきりします。
手洗い器を別に設けるかどうか
タンクレストイレを採用する場合は、独立型の手洗い器を設置すると便利。
デザイン性の高い小型手洗い器が多数あり、おしゃれな空間演出にも役立ちます。
5. 最新の便利機能もチェック!

- 自動開閉・自動洗浄機能:手を触れずに清潔。
- 脱臭・除菌機能:臭いや菌の繁殖を防止。
- 節水機能:1回あたりの水使用量が大幅削減。
- お掃除リフトアップ機能:便座下まで簡単に掃除できる構造。
TOTO・LIXIL・パナソニックなどの主要メーカーでは、これらを標準装備したモデルが増えています。
6. トイレ照明と換気の工夫

照明
ダウンライトや間接照明を使うと、狭い空間でも高級感を演出できます。
人感センサー付きライトなら、夜中の利用時にも便利です。
換気
湿気や臭いを防ぐため、24時間換気機能付きの換気扇が理想。
窓を設ける場合は、プライバシーと風通しのバランスを考慮しましょう。
7. 新築トイレの費用相場

新築のトイレ設置費用は、機能やデザインによって幅があります。
| トイレのタイプ | 費用相場(設置費込) |
|---|---|
| タンク付き | 約10〜20万円 |
| タンクレス | 約20〜40万円 |
| 一体型 | 約15〜30万円 |
| 手洗い器付き・高機能タイプ | 約30〜50万円 |
壁紙・床・照明などを含めた内装仕上げまで含めると、総額40〜60万円程度が一般的です。
8. おしゃれなトイレデザイン実例
- ナチュラル系:白×木目の柔らかい雰囲気。

- モダン系:グレーやブラックのシックな色調。

- ホテルライク系:間接照明+石目調タイルで高級感。

- 北欧風:淡いブルーやグリーンで清潔感と温かみを演出。

9. 新築トイレで後悔しないためのチェックリスト

- トイレの位置と動線は快適か?
- 換気・明るさ・音対策はできているか?
- 収納スペースは十分か?
- 予算内で希望の機能が備わっているか?
- 将来のメンテナンスを考慮しているか?
まとめ|新築のトイレは「快適さ×デザイン×メンテナンス性」で選ぶ

新築のトイレづくりで大切なのは、見た目だけでなく使い勝手を考えること。
日々の掃除のしやすさや動線、照明・換気まで意識することで、長く快適に使える空間になります。
家族構成やライフスタイルに合ったトイレを選び、毎日気持ちよく使える理想の空間を実現しましょう。
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