部屋ごとに暮らし方を最適化する「部位別リノベーション」は、
家全体を大改修しなくても生活が大きく改善するのが魅力です。
- 和室を洋室化する
- リビングを拡張してLDK一体化
- 押入れをワークスペースに
- 使っていない倉庫や物置をオフィスへ転用
こうした“部分リノベ”は費用も比較的抑えやすく、
家族構成の変化や在宅ワークの増加にも柔軟に適応できます。
この記事では、部位ごとの最適なリノベ手法を構造・デザイン・費用・注意点まで詳しく解説します。

使いにくかった和室を洋室化。畳を撤去しフローリングに変えたことで掃除が楽になり、子ども部屋として最適な空間に。建具も変えて統一感が出ました。

隣の和室を取り込んでリビングを拡張。大きなテーブルを置けるようになり、家族の滞在時間が増えました。明るさも段違いで大満足です。

リモートワークのため押入れをデスクスペースへ。照明と棚を追加するだけで集中しやすい空間に。生活空間を圧迫せずワークスペースが持てて便利です。

みんなの声としては「和室→洋室リノベの事例」「LDK一体化で開放感アップ」「押入れを書斎に変更」などが見られました。
和室リノベーション(和室→洋室/畳→フローリング/襖→建具)

日本の住宅では和室が使いにくくなり、
- 洋室化
- 子ども部屋化
- リビング一体化
などへのリノベ需要が増えています。
和室→洋室変更(基本メニュー)
和室を洋室にする定番の工事は以下です。
- 畳→フローリング
- 襖→洋室ドア
- 砂壁→クロス
- 床の間→収納 or ワークスペース
- 押入れ→クローゼット
和室の最大の課題は「段差」ですが、
下地を組み直すことでバリアフリーの洋室にできます。
畳からフローリングへの変更ポイント
畳は厚さ5cm前後あり、そのままフローリングを貼ると段差が生まれます。
そのため、畳撤去後に
- 根太補強
- 下地合板(12mm)施工
- 遮音材・断熱材の調整
が必要です。
費用目安:10〜25万円(6畳)
襖を洋室ドアへ変更する
和室の印象を大きく左右するのが建具。
襖のままだと“和”が残るため、
- 木製開き戸
- 引き戸
- アルミフレーム建具
への交換が人気です。
砂壁・聚楽壁のクロス仕上げ
砂壁の上にクロスは貼れないため、
- パテ処理
- ベニヤ貼り
- 石膏ボード重ね貼り
が必要です。
和室リノベのメリット
- 子ども部屋として使いやすい
- 掃除がしやすい
- 家全体の印象が現代的に
- 床が硬く家具配置が自由に
→ 古民家の和室リノベ例は「古民家リノベ」で詳しく紹介しています。
リビングリノベーション(LDK一体化/拡張/動線改善)

リビングは「家の中心」であり、部分リノベの効果が最も高いエリアです。
1. 和室や隣接部屋を取り込みLDK一体化
- 壁を撤去
- 開口を拡大
- 床材を統一
- キッチン位置の調整
昔の間取りは「細かく区切られた個室」が主流でしたが、現代は大空間LDKが求められます。
2. 対面キッチン・回遊動線の導入
キッチン位置を変えると使い勝手が大幅に向上。
- 壁付け→対面式
- キッチン裏にパントリー
- キッチン〜洗面〜ランドリーの家事動線
ただし、キッチン位置変更は配管移設コストが増えるため注意。
3. 吹き抜けや梁あらわしで開放感UP
構造的に問題なければ、
- 天井の一部を抜く
- 梁をあらわしにする
- 間接照明を仕込む
など、ちょっとした工夫で劇的に雰囲気が変わります。
4. リビング拡張の費用目安
- 壁撤去のみ:20〜50万円
- 開口拡大:30〜80万円
- 床・壁・天井含むリビング全面:80〜150万円
- キッチン位置変更:80〜200万円
→ 中古住宅のLDKリノベ例は「中古住宅総合」で紹介しています。
押入れリノベーション(WIC/書斎/収納改善)

押入れは“デッドスペース活用の宝庫”ともいえるエリアで、
とくにリモートワーク普及後は書斎化リノベが急増。
1. 押入れ→WIC(ウォークインクローゼット)
押入れの奥行きは75〜90cmあり、WICに転用しやすい構造です。
工事内容:
- 中段の撤去
- ハンガーパイプ設置
- 可動棚
- 内装クロス
- 照明・換気
費用:8〜20万円
2. 押入れ→書斎コーナー(在宅ワーク対応)
人気の“コクーン書斎”づくり。
- デスク天板設置
- コンセント増設
- 調光ライト
- 背面クロス貼り
- 防音材追加(任意)
家族と距離を確保でき、居場所の満足度が上がります。
費用:10〜30万円
3. 押入れ→パントリー(キッチン横)
- 収納棚
- 可動レール
- スライドドア
食品類や家電置き場として活用可能。
4. 押入れリノベのメリット
- コンパクトな範囲で費用が抑えられる
- 家の機能性が大幅向上
- 生活動線が整い“片付く家”になる
→ 団地や平屋の省スペース活用例は「団地・平屋・空き家」でも解説しています。
オフィスリノベーション(自宅オフィス/SOHO/店舗併用)

在宅ワークが定着し、
「家の一角をオフィス化したい」という要望が急増しています。
1. 自宅の一室をワークスペース化
- レイアウト変更
- 造作デスク
- 防音(石膏ボード二重貼りなど)
- 通信環境の整備
- 間仕切りの追加
特に防音は在宅ワークの満足度に直結します。
2. SOHO(Small Office / Home Office)仕様
自宅兼事務所として使う場合は、
- 玄関動線の分離
- 書類収納
- 打ち合わせスペース
- セキュリティ強化
などが必須。
3. 商用利用を想定する場合
倉庫や古い部屋を
- ネイルサロン
- セラピースペース
- 教室
- 写真スタジオ
に転用する例も多く、
小規模ビジネスと相性が良いです。
4. オフィスリノベの費用目安
- 書斎化:10〜30万円
- 一室オフィス化:20〜60万円
- 防音強化:30〜120万円
- 店舗併用工事:100〜300万円
倉庫・物置のリノベーション(オフィス/ガレージハウス/アトリエ)

“倉庫をリノベして第二の生活空間へ”という依頼は年々増えています。
倉庫は構造がシンプルなため、自由度が高いのが特徴。
1. 倉庫→オフィス・アトリエ
- 断熱ボード
- 電気配線の追加
- 内壁仕上げ
- 窓の追加
- 照明の変更
倉庫は無機質なので、カフェ風オフィスに変えると雰囲気が一変します。
2. 倉庫→ガレージハウス(趣味空間)
バイクや車を眺める趣味部屋にする人気ケース。
工事内容:
- 断熱
- 換気(排気ファン)
- 電源増設
- 床の防塵塗装
- 収納棚造作
3. 倉庫→スタジオ(音楽/映像/撮影)
- 吸音パネル
- 防音ドア
- ライティングレール
用途に応じた専門工事が必要です。
4. 倉庫リノベの費用目安
- 簡易内装:20〜50万円
- オフィス化:50〜150万円
- ガレージハウス:80〜200万円
- 防音スタジオ:100〜250万円
まとめ:部位別リノベは「小さな投資で暮らしが大きく変わる」

「家全部を直すのは難しい」という人でも、
部位別リノベなら必要なところだけ効率よく改善できます。
- 和室→洋室で使い勝手UP
- リビング拡張で家族の時間が増える
- 押入れや倉庫の転用で新しい機能が生まれる
- オフィス化で仕事の生産性が上がる
暮らしの課題を pinpoint で解決できるのが部位別リノベの魅力です。



