住宅の外観を決定づける「外壁材」は、見た目だけでなく耐久性・断熱性・メンテナンス性にも大きな影響を与えます。
特に日本の住宅では、サイディング(窯業系・金属系)・トタン・砂壁など、地域の気候や築年数によって多様な素材が使われています。
この記事では、それぞれの外壁材の特徴・価格・耐用年数・メンテナンス方法を詳しく解説します。
また、リフォーム時に検討すべき**張り替え・重ね張り(カバー工法)**の判断ポイントも紹介します。

築25年の家で外壁が劣化。窯業系サイディングに張り替えたら、見違えるように明るくなりました。断熱性も上がり、冬の寒さが和らぎました。

外壁塗装と迷いましたが、下地の腐食が進んでいたため張り替えに決定。費用は高かったけど、耐久性と見た目の安心感は格別です。

相見積もりで金属サイディングを選択。塩害地域でも長持ちしそうで安心です。メーカー保証も10年付きで、今後のメンテナンス費用が減りそうです。

みんなの声としては「断熱性も上がり、冬の寒さが和らいだ」「下地の腐食が進んでいたため張り替え」「相見積もりで金属サイディングを選択」などが見られました。
外壁材の種類と特徴

外壁材にはいくつかの主要なタイプがあり、選ぶ素材によって「見た目」「費用」「メンテナンス性」「断熱性」が大きく異なります。
代表的な外壁材は以下の5種類です。
| 外壁材の種類 | 主な素材 | 耐用年数 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 窯業系サイディング | セメント+繊維質 | 約30〜40年 | デザイン豊富・コスパ良好 |
| 金属系サイディング | ガルバリウム鋼板など | 約30〜40年 | 軽量・耐久性・防錆性に優れる |
| トタン | 亜鉛メッキ鋼板 | 約20〜25年 | 安価だが錆びやすい |
| モルタル(砂壁) | セメント+砂+水 | 約30年 | 重厚感あり・職人仕上げ |
| タイル外壁 | 陶磁器タイル | 約50年以上 | 高級感・メンテナンス頻度が少ない |
それぞれの素材は、施工コスト・デザイン性・断熱性などに得意分野があり、住環境に合わせた選択が重要です。
サイディングの種類(窯業/金属)と価格

日本の住宅で最も普及しているのが「サイディング外壁」です。
見た目のバリエーションが豊富で、比較的リーズナブルな価格で施工できるのが魅力です。
窯業系サイディングとは
窯業系サイディングは、セメント質原料に繊維質を混ぜて板状に形成した外壁材です。
日本の戸建住宅の約8割に使用されており、デザイン性・施工性・コストのバランスが良いのが特徴です。
価格相場:1㎡あたり 4,000〜7,000円前後
(施工費込みで外壁全体では約100万〜150万円が目安)
メリット
- デザイン・色・凹凸パターンが豊富
- 比較的安価でリフォームしやすい
- 耐火性が高く、防音効果も良い
デメリット
- 定期的にコーキング(目地)補修が必要
- 吸水性があり、塗装メンテナンスを怠ると劣化しやすい
表面に施される塗装には「アクリル・シリコン・フッ素」などがあり、塗料の種類で寿命も変わります。
外壁のリフォーム周期は判断が難しく、実際に多くの方が迷われています。
外壁リフォームするか悩んだときは下記記事を参考にされてください!
金属系サイディングとは
金属系サイディングは、主に「ガルバリウム鋼板」などの金属素材を使用した外壁材です。
軽量で建物への負担が少なく、寒冷地や塩害地域などでも高い耐久性を発揮します。
価格相場:1㎡あたり 6,000〜10,000円前後
(外壁全体では約120万〜180万円程度)
メリット
- 軽量で耐震性が高い
- 防水・防錆性能が高い(特にガルバリウム)
- 断熱材付きパネルを使えば省エネ性も良い
デメリット
- キズがつくとサビの原因になる
- 金属特有の熱反射・結露に注意が必要
最近では、木目調や石目調などの金属サイディングも人気で、モダンな外観デザインにも対応しています。
おしゃれの外壁デザインについてはこちらで詳しく説明しています。
トタン・砂壁のメンテポイント

サイディングが主流になる前に多く採用されていたのがトタン外壁と**砂壁(モルタル壁)**です。
築20年以上の住宅では、これらの外壁材がいまだに多く見られます。
トタン外壁
トタン外壁は、薄い鋼板に亜鉛メッキを施したシンプルな構造の金属外壁です。
耐久性はやや劣りますが、軽量で施工がしやすく、低コストでリフォーム可能です。
価格相場:1㎡あたり 3,000〜5,000円前後
メリット
- 初期費用が安い
- 軽量で施工しやすい
- DIY補修も比較的容易
デメリット
- サビが発生しやすく、塗装の維持が必要
- 断熱性が低く、夏は熱を持ちやすい
メンテナンスのポイントは、定期的な塗装と防錆処理です。
サビが出た箇所は放置せず、早めに研磨・補修を行うことで長持ちします。
砂壁・モルタル壁
**砂壁(モルタル壁)**は、セメント・砂・水を混ぜて左官職人が仕上げる外壁です。
独特の重厚感があり、和風建築に多く採用されてきました。
価格相場:1㎡あたり 5,000〜8,000円前後
メリット
- 手仕事による味わいのある質感
- 防火性が高い
- 塗り直し・部分補修で再利用可能
デメリット
- ひび割れ(クラック)が発生しやすい
- 汚れやカビが付きやすくメンテナンス頻度が高い
砂壁リフォームでは、上から塗装する方法や、サイディングでカバーする方法が一般的です。
モルタル壁は塗装周期が短め(約10年ごと)なので、塗料の選定が重要です。
外壁リフォームの費用についてはこちらで詳しく説明しています。
張り替え/重ね張りの判断

外壁リフォームでは、**「張り替え」か「重ね張り(カバー工法)」**を選ぶのが大きな判断ポイントです。
それぞれの特徴と、どんな場合に適しているかを整理します。
張り替え(外壁交換)
既存の外壁を撤去して新しい外壁を施工する方法。
下地の腐食や構造体の劣化までしっかり修繕できます。
おすすめのケース
- 外壁材や下地が大きく劣化している
- 断熱材の入れ替えや耐震補強も同時に行いたい
- デザインを全面的に変えたい
費用目安:150万〜250万円前後
メリット
- 新築同様の性能と見た目に刷新できる
- 構造体まで補修可能
デメリット
- 工期が長い(3〜4週間)
- 費用が高い
重ね張り(カバー工法)
既存外壁の上から新しい外壁を張る方法です。
撤去費が不要なため、コストと工期を抑えたい人に人気です。
おすすめのケース
- 下地がまだ健全で、表面のみ劣化している
- 断熱性・遮音性を向上させたい
- 住みながら工事をしたい
費用目安:100万〜180万円前後
メリット
- 廃材が少なくエコ
- 工期が短く、騒音も少ない
デメリット
- 下地の状態を完全に確認できない
- 建物の重量が増す
外壁リフォームでは業者選びによって20万円以上お得になる場合があります。
会社選びの詳細はこちらで詳しく説明しています!
まとめ:外壁素材を理解して最適なリフォームを選ぼう

外壁リフォームを成功させるには、まず素材の特徴を理解することが第一歩です。
デザイン・耐久性・費用のバランスを考え、住宅の立地や築年数に合った素材を選ぶことが重要です。
- メンテナンス頻度を抑えたいなら「金属サイディング」
- コストとデザイン性を両立したいなら「窯業系サイディング」
- レトロな住宅を再生したいなら「砂壁リフォーム」
定期的な点検と塗装で、外壁は何十年も長持ちします。
次は、「外壁リフォーム費用の目安」や「外壁デザイン事例」をチェックして、理想の住まいを実現しましょう。




