キッチンは、毎日の料理や家事に欠かせない「水回りの中心」です。
水を使う場所だからこそ、設備の老朽化や動線の悪さ、掃除のしにくさが気になる人も多いでしょう。
この記事では、キッチンの水回りをリフォームする際のポイント・費用相場・注意点をわかりやすく解説します。
「古くなったキッチンを快適にしたい」「使い勝手のいい水回りを作りたい」という方はぜひ参考にしてください。

築20年のキッチンで水漏れが続き、思い切って水回りごとリフォーム。
シンク下の配管を交換したら、臭いや湿気が消えて清潔感が戻りました。

古いキッチンの排水口の詰まりが頻発していたので、配管を新設。
見えない部分を直したことで水の流れがスムーズになり、掃除も楽に。

キッチン・浴室・洗面所をまとめて水回りリフォーム。
一度に施工したことで費用を抑えられ、家全体の統一感も出て大満足です。

みんなの声としては「清潔感がUPした」「詰まりがなくなった」「水回りをまとめてリフォーム」などが見られました。
1. キッチンの水回りとは?範囲と重要性

「水回り」とは、水を使う設備や配管を含むエリア全体のことを指します。
キッチンの水回りには、以下のような設備が含まれます。
- シンク(流し台)
- 給排水管(配管)
- 食洗機
- 給湯器
- 浄水器
- 床や壁の防水部分
これらはすべて水・湿気・熱に影響を受けやすいため、劣化やトラブルが起こりやすい箇所です。
そのため、単なる見た目のリフォームだけでなく、機能性や耐久性の向上を意識することが大切です。
2. キッチンの水回りリフォームが必要なサイン

次のような症状が出てきたら、リフォームを検討するタイミングです。
- シンク下から水漏れしている
- 排水口から臭いが上がる
- 床がふかふかする、沈む
- 給湯器の温度が安定しない
- 食洗機や浄水器の調子が悪い
これらを放置すると、内部の配管腐食やカビ発生など、見えない部分の劣化が進行します。
結果的に修理費が高額になるケースもあるため、早めの点検・交換が安心です。
水回りの中でも流し台についての詳細はこちらから
3. 水回りを含むキッチンリフォームの種類

キッチンのリフォームといっても、目的や範囲によって内容はさまざまです。
代表的なリフォームタイプを紹介します。
① 設備交換リフォーム
古いシンクや蛇口を新しいものに交換するシンプルなリフォーム。
比較的費用を抑えながら見た目と機能を改善できます。
- 費用目安:10〜30万円
② レイアウト変更リフォーム
壁付けから対面式、アイランド型など、キッチン全体の位置や動線を変える工事。
配管の移設を伴うため、やや費用が高くなります。
- 費用目安:80〜150万円
③ フルリフォーム(水回り総合)
キッチン・浴室・洗面台・トイレをまとめて一新するプラン。
全体の配管も新しくするため、長期的な安心感があります。
- 費用目安:200〜400万円
4. 配置・動線の考え方|「水回り3点動線」を意識
使いやすいキッチンのポイントは、**「冷蔵庫」「シンク」「コンロ」**の3点を結ぶ動線にあります。
この距離が短いと調理や片付けの効率がぐっと上がります。
- I型キッチン:直線的でシンプル、省スペースに向く
- L型キッチン:動線が短く、作業効率が高い
- 対面型キッチン:家族とのコミュニケーションを重視
- アイランドキッチン:開放感があり、おしゃれだが配管計画が重要
水回りをリフォームする際は、配管の位置や勾配をきちんと設計し、後からトラブルが出ないようにしましょう。
I、L、対面、アイランドなどそれぞれの詳細説明やレイアウトについて知りたい方は下記記事を参考にされてください!
5. 水回りリフォームの費用相場
工事内容によって金額は大きく変わりますが、主な相場は以下の通りです。
| リフォーム内容 | 費用相場(税込) | 工期目安 |
|---|---|---|
| 蛇口交換 | 1〜5万円 | 半日 |
| シンク・天板交換 | 10〜30万円 | 1〜2日 |
| キッチン全交換 | 60〜150万円 | 3〜7日 |
| 配管・給湯設備更新 | 20〜50万円 | 1〜3日 |
| 水回り一括リフォーム | 200〜400万円 | 1〜2週間 |
安い工事では見えない部分の配管が古いまま残ることもあるため、
「表面だけの交換」ではなく長く使える施工内容かどうかを確認しましょう。
6. トラブルを防ぐための注意点

水回りリフォームでよくある失敗例と対策を紹介します。
① 配管位置を無理に変える
動線を優先して配管を長く引き回すと、水圧が弱くなったり詰まりが起きやすくなります。
給排水の勾配と距離は専門業者に必ず確認してもらいましょう。
② 湿気・カビ対策を忘れる
床下の通気や壁面の防水処理を怠ると、後でカビや腐食が発生。
防水シートや換気設備の強化が重要です。
③ 安さだけで選ぶ
格安リフォーム業者の中には、下請け任せや簡易施工で仕上げるケースも。
複数社で見積もりを取り、保証内容や施工実績も必ず確認しましょう。
7. 最新の水回り設備トレンド
最近のキッチンでは、デザイン性と機能性を両立した設備が人気です。
- タッチレス水栓:手をかざすだけで水が出る衛生的なタイプ
- 深型食洗機:時短・節水効果が高く共働き家庭に人気
- シームレスシンク:汚れが溜まりにくく掃除が楽
- 人造大理石カウンター:デザイン性と耐久性を両立
これらを組み合わせることで、**“見た目も機能も美しいキッチン”**を実現できます。
8. まとめ|キッチンの水回りを整えて、暮らしを快適に

キッチンの水回りは、家の中でも最も使用頻度が高く、老朽化しやすい場所です。
リフォームを検討する際は、**「設備の老朽化」だけでなく「使いやすさ」「衛生面」「将来のメンテナンス」**も考慮しましょう。
特に築15年以上の住宅では、配管の見直しや防水処理の再施工が安心です。
定期的な点検と計画的なリフォームで、快適で長持ちするキッチンを手に入れましょう。
まとめポイント
- キッチンの水回りは家の中で最も劣化しやすい
- 配管・換気・防水を含めた総合的な工事が理想
- 費用相場は10万〜150万円、内容で大きく変わる
- デザインよりもまず「使いやすさと耐久性」を優先
- 定期的なメンテナンスでトラブルを防止
キッチンリフォームはDIY可能!?出来ることと業者に頼むべきことを解説しています。




