キッチンの床は、毎日水や油が飛び、歩行量も多い場所です。
見た目だけでなく「耐水性」「掃除のしやすさ」「滑りにくさ」など、機能性が求められます。
この記事では、キッチン床リフォームの費用相場・素材の種類・選び方のコツを詳しく解説します。

10年以上使っていたキッチンの床が沈むようになり、思い切ってリフォーム。フロアタイルに替えたら見た目も高級感が出て掃除が楽に。費用以上の満足感です。

リビングと統一感を出したくて、ナチュラルな木目のフローリングに変更。部屋全体が明るく広く感じます。見た目も機能も大満足です。

安く済むと思っていたけれど、下地補修や撤去費がかかって予算オーバーに。結果的には仕上がりに満足ですが、見積もりの内訳をもっと確認すべきでした。

みんなの声としては「費用対効果に満足したケース」「デザイン重視で満足したケース」「思ったより高かったケース」などが見られました。
キッチンの床リフォームが必要になるサイン

「床がベコベコする」「色あせが気になる」「水染みが取れない」など、
以下のような症状が出てきたら、床リフォームのタイミングです。
- 床の沈み・きしみ音がする
- フローリングの表面が剥がれている
- 水や油が染み込んで黒ずみがある
- 掃除しても汚れが落ちない
- 冬場に床が冷たすぎる
特にキッチン下の水漏れや結露によって床材が劣化している場合は、早めのリフォームがおすすめです。
キッチンの床はDIYで工事出来る?!キッチンDIYについての詳細はこちらから
キッチン床リフォームの費用相場
キッチンの床リフォーム費用は、素材と施工方法によって大きく変わります。
以下は一般的な目安です(6畳=約10㎡の場合)。
| 床材の種類 | 費用相場 | 特徴 |
|---|---|---|
| クッションフロア(CF) | 約3万〜8万円 | 安価・防水性◎・DIYも可 |
| フロアタイル | 約6万〜12万円 | 見た目が高級感あり・耐久性高い |
| フローリング(合板) | 約8万〜15万円 | 木の質感が魅力・遮音性もあり |
| 無垢フローリング | 約12万〜25万円 | 自然素材で高級感・メンテナンス必要 |
| タイル床 | 約15万〜30万円 | 耐水性・耐久性抜群・冷たさに注意 |
| 床暖房リフォーム(追加) | +約15万〜40万円 | 寒さ対策に最適・電気式/温水式あり |
部分張り替えの場合は5万円前後から可能ですが、
下地補修を伴う全面リフォームでは20万円前後になることもあります。
素材別のメリット・デメリット

クッションフロア(CF)
メリット: 価格が安く、水・油汚れに強い。デザインも豊富。
デメリット: 熱に弱く、重い家具でへこむことがある。
おすすめの人:
→ 低コストで見た目をきれいにしたい方。DIY派にも人気。
フロアタイル
メリット: 石目・木目などリアルな質感で高級感あり。部分補修もしやすい。
デメリット: クッション性がなく、足が疲れやすい。
おすすめの人:
→ 高級感のあるキッチンを目指す方。長く使いたい方。
フローリング(合板タイプ)
メリット: 自然な木の風合い。遮音性・保温性が高い。
デメリット: 水に弱く、こまめな拭き取りが必要。
おすすめの人:
→ デザイン性と快適さを重視したい方。リビングと一体化したLDKに最適。
無垢フローリング
メリット: 木の温もりと香りが魅力。時間が経つほど味が出る。
デメリット: 水に弱く、手入れが必要。
おすすめの人:
→ 自然素材志向の方。落ち着いたナチュラルな空間にしたい方。
タイル床
メリット: 耐久性・防水性が抜群。油汚れも簡単に拭き取れる。
デメリット: 冬場は冷たい。施工費が高め。
おすすめの人:
→ 高級感を求める方。床暖房と併用すると快適。
キッチン床リフォームで後悔しないための3つのポイント

1. 水まわりに強い素材を選ぶ
キッチンでは、水はねや油汚れは避けられません。
耐水性・耐油性の高い素材を選ぶことで、掃除も簡単になります。
特にフロアタイルやクッションフロアは水に強く、メンテナンスが簡単。
木質系を選ぶ場合は「耐水加工タイプ」がおすすめです。
2. 滑りにくさ・足触りをチェック
調理中に滑ると危険です。
表面に凹凸がある滑り止め加工の床材を選びましょう。
また、長時間立つ場所なので、足の疲れにくさ・冷たさ対策も重要です。
柔らかい素材や床暖房対応の床材を検討してもよいでしょう。
3. インテリアとの統一感を意識する
リビングやダイニングと一続きになっている場合、床の色・質感を合わせることで空間が広く見えます。
「明るい木目 × ホワイトキッチン」や「グレー × ステンレス天板」など、トーンを統一するのがコツです。
おしゃれなデザインにするにはこちらを参考にされてください!
部分張り替え vs 全面リフォーム|どちらを選ぶべき?

部分張り替えが向いているケース
- 水漏れなどで一部だけ傷んでいる
- 費用を抑えたい
- DIYで補修したい
全面リフォームが向いているケース
- 床全体の沈みや軋みがある
- 下地が腐食している
- デザインを大きく変えたい
部分補修では見た目の差が出やすいため、
長期的に考えるなら全面張り替えのほうがコスパが高い場合もあります。
キッチン床リフォームの施工期間

施工期間は床材や工事内容によって異なります。
| 内容 | 施工期間 |
|---|---|
| クッションフロア貼り替え | 約1日 |
| フローリング張り替え | 約2〜3日 |
| 下地補修ありの全面リフォーム | 約3〜5日 |
工期が短い工事なら、住みながらのリフォームも可能です。
リフォーム費用を抑えるコツ
- 複数の業者に相見積もりを取る
- 素材をメーカー直販型で選ぶ
- キッチンリフォームと同時施工で工事費をまとめる
同時にリフォームすることで、床下配管の工事費や撤去費用が一度で済み、
全体コストを10〜20%ほど抑えられる場合もあります。
まとめ|キッチン床は「耐久性×デザイン性」で選ぶのが正解
キッチンの床は、毎日の使いやすさと空間の印象を左右する重要な要素です。
水・油・熱に強い素材を選び、インテリアとの調和を意識すれば、
長く快適に使える理想のキッチンが完成します。
費用相場や素材の特徴を比較し、ライフスタイルに合った床リフォームを検討してみてください。




