住宅の第一印象を決める「門扉・門柱・フェンス」。
古くなったりデザインが時代遅れになったりすると、建物全体の印象まで古びて見えてしまいます。
この記事では、門扉リフォームの基本構造・素材・デザイン・費用・施工の流れを徹底解説します。
防犯性や利便性を高めるための「電気錠・門柱一体型ポスト」などの選び方も紹介します。

築20年の鉄門扉をアルミ製に交換したら、軽く開け閉めできて見た目もモダンに。サビも気にならず、防犯性もアップして満足しています。

木調アルミ門扉を選んで正解でした。ナチュラルな雰囲気で家全体が明るくなり、手入れもほとんど不要。外観の印象が見違えました。

宅配ボックス付き門柱を設置してから、荷物の受け取りが格段に便利に。見た目もスタイリッシュで、来客にも褒められる仕上がりです。

みんなの声としては「鉄門扉をアルミ製に交換」「木調アルミ門扉を選んで正解」「宅配ボックス付き門柱を設置」などが見られました。
素材(アルミ/スチール/木調)とデザイン

門扉リフォームでは、素材選びがデザイン・耐久性・メンテナンス性を大きく左右します。
ここでは代表的な3素材の特徴と、住宅テイスト別の選び方をまとめます。
アルミ門扉:軽くてサビに強い主流タイプ
現在の住宅用門扉の主流はアルミ製です。
アルミは軽量でサビに強く、メンテナンスも簡単。塗装や錆び落としの手間がほぼ不要で、10年以上美観を保ちやすい素材です。
特徴
- 軽量で開閉しやすい
- カラーバリエーションが豊富(シルバー・ブロンズ・ブラック・木調など)
- 価格は片開きで7~15万円前後、両開きで12~25万円程度が目安
- デザインはモダン系やシンプル住宅に最適
こんな人におすすめ
- メンテナンスを最小限にしたい
- 外観をスタイリッシュに統一したい
- マンションや新築住宅とバランスを取りたい
スチール門扉:重厚感と防犯性に優れる
スチール(鉄)製の門扉は、重量感と防犯性能を重視したい人におすすめです。
ただしサビや塗装のメンテナンスが必要なため、設置環境を選びます。
特徴
- 強度が高く、防犯性が優れている
- デザイン性はシンプル~クラシカルまで幅広い
- サビやすく塗装メンテが必要(2〜3年に一度塗り替え推奨)
- 価格帯は10〜20万円前後(塗装再施工費は別途)
おすすめの住宅タイプ
- クラシック・洋風外観の家
- 車庫や門柱が重厚なデザインの住宅
- 外構全体を鉄素材で統一したい場合
木調門扉:温かみと自然感の演出に最適
木目調や天然木の門扉は、ナチュラルな印象を与える人気の素材。
最近ではアルミに木目シートを貼った「木調アルミ門扉」が主流で、見た目の温かさと耐候性を両立しています。
特徴
- 外観に優しさや高級感をプラス
- 天然木の場合はメンテナンス頻度が高い(防腐処理や再塗装が必要)
- 木調アルミなら耐候性が高くメンテ不要
- 価格は片開きで10〜18万円前後
おすすめの住宅タイプ
- 和モダン・北欧ナチュラルデザインの住宅
- 植栽や木塀と調和させたい外構
- 落ち着いた雰囲気を演出したい玄関まわり
錠・電気錠・門柱一体型ポストの選び方

防犯性や利便性を高めるためには、錠前のタイプ選びが重要です。
最近では電気錠・スマートキー・宅配ボックス付きポストなど、住宅設備との一体化も進んでいます。
錠前タイプの基本
| 錠タイプ | 特徴 | 相場価格(追加) |
|---|---|---|
| シリンダー錠 | 一般的な手動キー | 約3,000〜5,000円 |
| ダブルロック | 2重ロックで防犯性高い | 約6,000〜10,000円 |
| 電気錠(リモコン/タッチ式) | リモコンやカードで解錠可能 | 約30,000〜50,000円 |
| スマートロック対応型 | スマホや暗証番号で操作 | 約50,000〜80,000円 |
防犯性・操作性・予算のバランスで選ぶと失敗しません。
最近では「宅配ボックス」「ポスト」「インターホン」を一体化した門柱ユニットも人気です。
門柱一体型ポストのメリット
門扉と門柱を一体に設置する「門柱ユニット」は、デザイン性と機能性の両立が可能。
メーカー各社(YKK AP、LIXIL、三協アルミなど)が住宅スタイル別に豊富なデザインを展開しています。
主な特徴
- 門扉デザインと統一できる
- ポスト・宅配ボックス・照明を一体化できる
- インターホンや表札の設置が容易
- 外構全体がスッキリと見える
価格目安
- シンプル型:10〜20万円
- 宅配ボックス付き:20〜40万円
- 電気錠付き高機能タイプ:40〜60万円
ポイント
- 電源工事が必要なタイプは電気配線計画を事前に確認
- 門扉とポストの開き方向を揃えることで使い勝手が向上
費用相場と施工の流れ(柱建て/既存撤去)

門扉リフォームの費用は、素材・サイズ・工法・基礎の有無で大きく変動します。
ここでは一般的な相場と、実際の施工ステップを紹介します。
門扉リフォームの費用相場
| 工事内容 | 費用相場(両開き) | 備考 |
|---|---|---|
| アルミ門扉交換(既存撤去含む) | 15〜30万円 | 最も一般的なリフォーム |
| 木調アルミ門扉 | 20〜40万円 | デザイン重視タイプ |
| スチール門扉 | 20〜35万円 | 防犯性重視タイプ |
| 門柱一体型ユニット | 25〜60万円 | 宅配ボックス付きの場合高額 |
| フェンスや門塀との同時施工 | 50万円〜 | 外構トータル改修になる |
DIY設置も可能な製品はありますが、門柱基礎の設置・水平調整・アンカー固定は専門知識が必要です。
とくに重いスチール門扉ではプロ施工が必須です。
施工の流れ
門扉リフォームの基本工程は以下の通りです。
- 現地調査・採寸
既存門扉のサイズ・柱位置・開閉方向を確認。敷地境界や道路勾配も重要です。 - 撤去作業
古い門扉・柱・基礎コンクリートを撤去。必要に応じて新しい基礎を打設。 - 基礎・柱建て
水平器で調整しながら柱を固定。モルタルやコンクリートでしっかり固め、乾燥まで24〜48時間養生。 - 門扉本体の取付
蝶番・ストッパー・錠前を取付し、スムーズな開閉を確認。 - 仕上げ・清掃
周囲のタイル・フェンスとの接続部を補修。塗装や照明配線を整え完了。
施工期間は1〜2日が目安。
フェンスや門柱も同時に施工する場合は3〜5日程度かかります。
門扉と外構全体をまとめて検討するメリット

門扉だけを交換するより、門柱・フェンス・ポーチ床まで一体的に見直すと、
デザインの統一感と機能性が格段に上がります。
- 門柱・ポスト・照明を同一メーカーで揃えると外構がスッキリ見える
- フェンスや塀と高さを合わせることで防犯性が向上
- タイルや外壁色との統一で住宅全体の印象がアップ
さらに、門柱やフェンスの基礎を共用することで施工費を抑えることも可能です。
→ 詳細な費用構成や工事費の内訳については「費用総論」の記事で詳しく解説しています。
門扉リフォームのデザイン実例

門扉は住宅のスタイルに合わせて多様なデザインが選べます。
ここでは人気のテイスト別に代表例を紹介します。
モダン・ミニマル

直線的なデザインとダークカラーで統一。アルミやスチール素材が中心。
コンクリート外構やタイル仕上げの住宅と相性が良いです。
ナチュラル・北欧風

木目調アルミを採用し、白壁やグリーンとの組み合わせで優しい印象に。
フェンスや植栽とトータルコーディネートが効果的です。
和モダン

格子デザインや竹調フェンスを取り入れ、落ち着いた雰囲気を演出。
和風庭園・石畳・瓦屋根などともよく調和します。
→ 外構デザインのトレンドやおしゃれな施工事例は「おしゃれ」記事で詳しく紹介しています。
門柱基礎・フェンス同時施工でコストを抑える方法

門扉単体の交換でも、基礎部分を共用できると費用を抑えられます。
門柱・フェンス・ポーチタイルを同時にリフォームする場合、コンクリート工事をまとめて施工できるため効率的です。
メリット
- 基礎コンクリート打設を1回で済ませられる
- 職人や資材の出入りをまとめられ、諸経費削減
- 外観の高さ・ラインを揃えやすい
→コンクリート工事の費用・工法、他の活用事例を詳しく知りたい方は「コンクリ」の記事を参照してください。
門扉リフォームの注意点

- 敷地境界線の確認
門柱・扉の位置が越境しないよう、事前に測量図を確認。
市道や隣地への開閉方向にも注意が必要です。 - 開閉方向と動線設計
外開き・内開きを選ぶ際は、歩道・車の動線を考慮。
外開きは公道にはみ出す場合NGになることもあります。 - 風圧・傾斜対策
高台や強風地域では、支柱を強化したり、スリット入りデザインを選ぶと安全です。 - 電源計画
電気錠・照明・インターホン・宅配ボックスを設置する場合は、屋外電源を確保しておきましょう。
まとめ|デザイン・機能・防犯性を兼ね備えた門扉リフォームを

門扉リフォームは、単なる交換ではなく住宅の顔を整える外構工事です。
素材や錠前、デザインを正しく選べば、見た目の印象だけでなく日常の利便性・安全性も大幅に向上します。
ポイントの総復習
- 素材はアルミが主流、木調はデザイン重視におすすめ
- 電気錠・門柱一体型ユニットで防犯性と利便性アップ
- 費用は15〜40万円前後、工期は1〜2日が目安
- 門柱やフェンスをまとめて施工すればコスト削減も可能
比較検討の際は、複数メーカー・施工店からの見積もり取得が重要です。
素材・錠前・工期・保証条件を比べることで、最適なリフォーム計画を立てられます。



