玄関ドアや勝手口のリフォームは、家の印象を大きく左右するポイントです。
最近では「自分で玄関をおしゃれに直したい」「断熱性能を上げたい」という方が増え、DIYによる玄関リフォームが注目されています。
しかし、ドアの種類や構造によってはDIYでできる範囲とプロに任せるべき範囲が明確に分かれています。
この記事では、玄関ドア・室内ドア・勝手口ドアのDIYリフォーム方法、必要工具、費用の目安、失敗しやすいポイントを詳しく解説します。

築30年の古い玄関を自分で塗装し直しました。サビを落として木目調に仕上げたら雰囲気が一新。材料費1万円ほどで達成感もあり大満足です。

冬場の玄関が寒く、モヘアテープとドアボトムをDIYで貼りました。たった数千円で隙間風が減り、暖房の効きが良くなって驚きました。

玄関の取っ手交換を自分で実施。YouTubeで手順を確認しながら1時間ほどで完了しました。業者に頼むより安く済み、家族にも好評です。

みんなの声としては「自分で塗装」「モヘアテープとドアボトムをDIYで」「YouTubeで手順を確認しながら」などが見られました。
DIYでできる範囲・NG範囲

玄関やドアのリフォームといっても、作業内容によってDIY可能なもの/プロが必要なものに分かれます。
まずは「どこまで自分でできるか」を正しく理解しましょう。
DIYでできる範囲
玄関ドアや室内ドアの表面リフォーム・部品交換・断熱補強など、構造を変えない作業はDIYでも十分可能です。
| 作業内容 | 難易度 | 費用目安 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ドア塗装・リペイント | ★★☆☆☆ | 3,000〜10,000円 | 下地処理と養生がカギ。スチール・木製どちらも可。 |
| 取っ手・レバー交換 | ★☆☆☆☆ | 2,000〜8,000円 | ネジ径・規格を確認すれば簡単。 |
| ドアクローザー交換 | ★★☆☆☆ | 5,000〜10,000円 | 戸閉速度調整で静音効果も。 |
| 断熱テープ貼付け(モヘアなど) | ★☆☆☆☆ | 1,000〜3,000円 | 隙間風対策に効果的。 |
| ドアボトム(下部シール)取り付け | ★★☆☆☆ | 2,000〜5,000円 | 防音・防塵効果アップ。 |
上記はDIY初心者でも比較的安全に取り組める作業です。
特に、塗装や断熱テープ施工は見た目と快適性を同時に改善できる人気の方法です。
DIYで避けるべきNG範囲
以下のような工事は、建具構造・防火認定・防犯性に関わるためDIYはおすすめできません。
| 作業内容 | 理由 |
|---|---|
| ドア本体の交換・枠ごと取り替え | 専用工具・精密調整・防水処理が必要。DIYでは歪み・隙間発生リスク。 |
| 電気式スマートロックの取付・配線 | 電源工事・防水処理が必要。 |
| 防火玄関・断熱ドアの交換 | 性能認定品の施工には資格が必要。 |
| 枠のカバー工法施工 | 精度が求められ、1mmのズレでも開閉不良になる。 |
ドア交換や枠施工は、プロの建具職人・リフォーム業者に任せるのが安全です。
DIYでできる範囲は「表面+部品+隙間対策」が基本と考えましょう。
必要工具・材料・費用の目安

DIYでドアリフォームを行うには、用途に応じた工具と材料を用意することが重要です。
ここでは用途別に分けて解説します。
塗装用(見た目改善)
- サンドペーパー(#400前後)
- マスキングテープ・養生シート
- ローラー・刷毛
- 屋外用塗料(ウレタン系・アクリルシリコン系)
費用目安:3,000〜10,000円程度
スチールドアならサビ止め下地をしっかり塗り、上塗りを2回行うのがポイント。
木製ドアはオイルステイン仕上げで木目を活かすと、ナチュラルでおしゃれに仕上がります。
断熱・気密補強用
- モヘアテープ(ドアの縁に貼る隙間風防止材)
- ドアボトム(ドア下のゴム製スリット)
- 断熱パネルシート(発泡フォーム・断熱フィルム)
費用目安:1,000〜5,000円程度
施工は簡単ですが、テープの貼り位置を丁寧に調整することが重要。
ズレるとドアの開閉が重くなるため、試し貼りをして確認してから本貼りしましょう。
パーツ交換用
- ドライバー(+−両方)
- スパナ・レンチ
- ドアノブ・レバー・ヒンジセット
費用目安:2,000〜15,000円程度
ドアノブはメーカーごとにサイズ規格が異なるため、購入前に既存品の型番を確認しておくと安心です。
塗装・断熱を同時に行う場合の総費用
ドア塗装+断熱施工をDIYで行う場合、1枚あたり8,000〜15,000円程度が目安。
プロに依頼すると5〜10万円かかるため、約1/5〜1/8のコストで実現可能です。
断熱DIYの実践方法|簡易内窓・モヘア・ドアボトム

玄関や勝手口からの冷気を防ぐには、断熱DIYが最もコスパが良い対策です。
特に冬場の玄関は外気温が直に伝わりやすく、冷暖房効率を下げる要因になります。
ここでは代表的な3つの断熱DIY方法を紹介します。
1. 簡易内窓(玄関ガラス部分の断熱)
玄関ドアにガラスが入っている場合、ここから熱が逃げやすいため、内窓フィルムやアクリルパネルで二重構造にすることで断熱性を高めます。
- 透明断熱フィルムを貼る:安価で簡単、結露防止にも◎
- アクリル板で内窓を作る:より高い断熱効果
費用目安:2,000〜6,000円
施工時間:約1時間。両面テープで固定できるため、賃貸でも可能です。
2. モヘアテープ(すきま風防止)
ドアの縁(開閉側)に貼るだけで、冷気や虫の侵入を防ぎます。
素材はナイロン毛で、空気を適度に遮断。
- ドア周囲にぐるりと1周貼る
- 開閉が重くならないよう圧着面を確認
- テープは劣化するため1〜2年ごとに交換
費用:1,000〜2,000円
3. ドアボトム(下部シール)
玄関ドアの下から入る冷気・ほこり・音を遮断するパーツ。
ゴム製やブラシ付きなど種類が豊富で、ドア底に差し込むだけで取付可能。
費用:2,000〜5,000円
効果:断熱・防音・防虫の3つを同時に改善できる。
失敗例とプロへの切替ライン

DIYは手軽に始められますが、失敗例も多い分野です。
特に玄関や勝手口は「外気・防犯・防水」という機能を担うため、注意が必要です。
よくあるDIY失敗例
- 塗装ムラ・はがれ
→ 下地処理が不十分、湿気環境下での施工による剥離。 - ドアの開閉が重くなる
→ テープ貼付位置の誤りや厚み過多による圧迫。 - 断熱効果が出ない
→ 隙間処理の不均一、下部シールの取り付け不足。 - 防犯性の低下
→ 錠前や蝶番のネジが緩んだまま使用。 - 外観バランスの崩れ
→ 木部塗装と外壁色が合わず、統一感を欠く。
プロへ切り替えるべきライン
以下のような状況では、専門業者へ相談することをおすすめします。
- ドア枠が歪んでいる/建付けが悪い
- ドアが膨張・腐食して閉まらない
- 断熱・防音をしっかり確保したい
- スマートキーや防犯ガラスを設置したい
- 外壁と一体のデザインにしたい
この場合はDIYよりも「カバー工法による玄関ドア交換」の方が総合的にコスパが良く、
1日施工・高断熱・防犯強化を同時に実現できます。
まとめ|DIYは「できる範囲+安全第一」で

玄関や勝手口のDIYリフォームは、工夫次第で費用を抑えつつ快適な住空間を作ることが可能です。
ただし、構造や防犯性に関わる部分はプロに任せる判断も大切です。
DIYでできること
- 表面塗装・取っ手交換・断熱テープ・ドアボトム
プロに任せるべきこと
- ドア本体交換・枠施工・電気式スマートロック
安全と快適性を両立させるには、DIYと業者施工をバランスよく活用しましょう。
次は「玄関ドアリフォームの費用と相場」や「窓・断熱リフォームの基礎知識」を合わせて読むと理解が深まります。



