玄関ドアリフォームを検討するとき、最初に迷うのが「どのメーカーを選ぶか」という点です。
現在、国内で主流となっているのは YKK AP・LIXIL(旧トステム)・三協アルミ の3ブランドで、デザイン性・性能・価格のバランスに優れています。
この記事では、それぞれのメーカーが提供する人気シリーズを比較しながら、
断熱・通風・防犯機能の違い、引き戸や両開きの対応可否、価格帯、窓・内窓(マドリモ)までを総合的に解説します。
→ 玄関ドアリフォーム全体の費用と施工流れを知りたい方はこちらの記事もあわせてご覧ください。

寒冷地なので断熱性能を重視し、YKKヴェナートD30を採用。冬場の玄関の冷え込みが大幅に改善し、結露も減って快適になりました。

リフォーム業者に相談してリシェントを選択。朝から工事が始まり夕方には完成。カバー工法で壁を壊さずに済み、費用も抑えられました。

留守が多いため防犯重視で三協アルミを選びました。ダブルロックとスマートキーの安心感があり、夜の出入りも安全に感じます。

みんなの声としては「YKKヴェナートD30に交換」「LIXILリシェントで1日施工」「三協アルミで防犯性を強化」などが見られました。
玄関ドア主要製品(断熱/通風/防犯)比較

玄関ドアは、近年「断熱性」「採風(通風)」「防犯性能」が重視されています。
まずはYKK AP・LIXIL(トステム)・三協アルミの主力シリーズを比較してみましょう。
YKK AP:断熱・気密性能でトップクラス

YKK APはアルミ建材メーカーの中でも特に断熱性と施工性の高さで評価されています。
主力製品は以下の通りです。
主なシリーズ
- ヴェナートD30(断熱ドアの定番)
高断熱仕様D2・D4タイプがあり、寒冷地にも対応。
スリット採風ドアや電気錠モデルも選べ、デザインは約100種。 - イノベストD70(高性能断熱ドア)
樹脂複合構造+高断熱パネルで熱損失を大幅に軽減。
北海道など寒冷地仕様住宅向け。 - スマートコントロールキー搭載モデル
カードキー・リモコンキー・アプリ連動タイプを展開。
価格目安
標準仕様で 35〜60万円前後(工事費別)。
断熱性能が上がると50万円を超える場合もあります。
特徴まとめ
- D2等級の高断熱性能(冬の冷気を大幅に遮断)
- 採風・採光デザインが豊富(スリット型/格子型など)
- スマートキーの利便性に優れる(電池切れ対策も強化済)
LIXIL(旧トステム):デザインと施工対応力に定評

LIXIL(旧トステム)は、デザインバリエーションと全国的な施工網の広さが魅力。
住宅メーカーとの連携が強く、戸建て・マンション問わず採用されています。
主なシリーズ
- リシェント玄関ドア3(リフォーム専用)
既存枠をそのまま利用できる「カバー工法」で、最短1日施工。
断熱・採風・防犯を1台でカバー。 - ジエスタ2(新築・リフォーム兼用)
ナチュラルからモダンまで約200種のデザイン。
防火戸や電気錠モデルも充実。 - グランデル2(高断熱モデル)
熱貫流率1.0〜1.5W/m²Kの高性能仕様。寒冷地に対応。
価格目安
リシェント:約35〜55万円/ジエスタ:約40〜70万円。
特徴まとめ
- カバー工法対応でリフォーム向き
- デザイン・カラーバリエーションが最多
- 断熱性能・気密性・防火対応がバランス良い
三協アルミ:防犯性とデザイン性の両立

三協アルミは、防犯性とデザインバランスの良さが特徴です。
主なシリーズ
- ノバリス(リフォーム対応)
既存枠を活かした施工で、工期短縮。断熱性能も十分。 - プロディキー搭載モデル
スマートロック・二重ロック構造で防犯性に優れる。
価格目安
約30〜50万円前後。
特徴まとめ
- スタイリッシュな外観デザインが豊富
- カバー工法で短期施工が可能
- 防犯性・遮音性が高い
比較まとめ表(代表モデル)

| メーカー | 主力シリーズ | 特徴 | 価格帯(目安) |
|---|---|---|---|
| YKK AP | ヴェナートD30/イノベストD70 | 高断熱・採風・スマートキー | 35〜60万円 |
| LIXIL(トステム) | リシェント玄関ドア3/ジエスタ2 | カバー工法対応・デザイン豊富 | 35〜70万円 |
| 三協アルミ | ノバリス | 防犯性・施工性に優れる | 30〜50万円 |
→ 各工法(カバー/撤去)や断熱性能の違いを知りたい方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
引き戸/両開き/親子ドアの対応可否と価格帯

玄関ドアの形状は、住宅の構造や間取り、開口幅によって選び方が変わります。
各メーカーとも「引き戸」「両開き」「親子ドア」タイプをラインナップしており、デザインと価格に差があります。
引き戸タイプ(スライディングドア)
YKK AP「れん樹」シリーズ
- 木目調デザインが豊富な断熱引き戸。
- D2仕様で冬も暖かく、気密性が高い。
- 手動タイプとスマートキータイプを選択可能。
- 費用目安:40〜70万円。
LIXIL「リシェント玄関引戸2」
- カバー工法で最短1日施工が可能。
- 格子デザインや和モダンスタイルが人気。
- 価格帯:45〜75万円前後。
→ 引き戸の構造や費用を詳しく知りたい方は、こちらの記事で解説しています。
両開き・親子ドアタイプ
両開きドア(フレンチスタイル)
- 高級感と開放感を演出。
- LIXIL「ジエスタ2」、YKK「ヴェナート」どちらも対応。
- 費用:60〜90万円前後(施工含まず)。
親子ドアタイプ
- 通常は片側を開け、荷物搬入時だけ子扉を開く構造。
- 機能性とデザインのバランスがよく、最も人気。
- 費用:40〜65万円前後。
デザイン別人気傾向
| スタイル | 人気メーカー | 傾向 |
|---|---|---|
| ナチュラル・木目系 | YKK AP/LIXIL | 温かみ・明るさを重視 |
| モダン・金属系 | LIXIL/三協アルミ | シャープで高級感重視 |
| 和モダン引き戸 | YKK AP/LIXIL | 格子・すりガラスデザインが主流 |
窓・内窓(インナーサッシ/マドリモ)比較

玄関ドアとセットで検討されやすいのが「窓の断熱リフォーム」です。
特に YKK APの「マドリモ」シリーズは、既存窓にそのまま取り付けられる手軽さで人気があります。
YKK AP「マドリモ」シリーズ
特徴
- 壁を壊さず既存枠に新しい内窓を取り付ける「カバー工法」方式。
- 樹脂フレーム構造で高断熱・防音性能を実現。
- 内窓(インプラス)・外窓(マドリモ)とも対応。
主なモデル
- マドリモ 内窓 プラマードU:既存窓に後付けする断熱サッシ。
- マドリモ 外窓交換:外壁を壊さずに外窓を新設できる。
価格目安
- 小窓1箇所:約4〜6万円
- 掃き出し窓:約8〜12万円
- 施工時間:1箇所あたり約60〜90分
メリット
- 光熱費の削減効果が高い
- 冷暖房効率の改善
- 結露・防音対策に有効
LIXIL「インプラス」シリーズ
LIXILの内窓ブランド「インプラス」もYKKに並ぶ人気商品です。
特徴
- 木目調デザインやカラーバリエーションが豊富。
- 防音ガラス・Low-E複層ガラスを選べる。
- 樹脂サッシで結露軽減。
価格目安
- 小窓:約4万円〜
- 掃き出し窓:約10万円〜
違いのポイント
- YKKは断熱性能重視、LIXILはデザイン重視。
- 両社とも施工は短時間で完了し、補助金制度の対象になる場合も。
→ 窓断熱や補助金制度の詳細は、こちらの記事で詳しく解説しています。
口コミ傾向とサポート(中立的に概説)

玄関ドアや内窓は長期間使う設備のため、実際のユーザー評価やサポート対応も重要な判断基準です。
YKK APの口コミ傾向
良い評判
- 断熱効果が高く、冬の寒さが和らいだ。
- スマートキーが便利で、外出時の鍵管理が楽になった。
- マドリモの施工が早く、仕上がりがきれい。
注意点
- 電子キーの電池切れ時の操作がやや複雑。
- 製品によっては開閉スピードや自動施錠に個体差がある(再設定で改善可能)。
LIXIL(トステム)の口コミ傾向
良い評判
- デザインが豊富で、好みの色や形が選びやすい。
- リシェントのカバー工法が早く、費用も明確。
- 断熱性能と採風性能のバランスが良い。
注意点
- ガラス入りモデルは結露が発生しやすい地域もある。
- 一部製品で鍵やハンドルの調整が必要になるケースあり。
三協アルミの口コミ傾向
良い評判
- 金属系ドアの質感が高く、外観が引き締まる。
- セキュリティ面で安心感がある。
- メーカー保証の説明が丁寧。
注意点
- デザイン数が他社に比べてやや少ない。
サポート体制の比較
| メーカー | 保証期間 | 特徴 |
|---|---|---|
| YKK AP | 構造部5年・部品2年(電気錠1年) | アフター窓口の対応が安定 |
| LIXIL | 構造部5年・部品2年 | 全国の販売店・工務店ネットワークが強い |
| 三協アルミ | 構造部5年・部品2年 | 地域密着工務店との連携が多い |
まとめ:目的に合わせてメーカーを選ぼう

玄関ドアや窓のリフォームでは、「どの機能を優先するか」で最適なメーカーが異なります。
口コミ調査においては下記のような傾向が見られました。
- 断熱・気密性重視 → YKK AP(ヴェナート/マドリモ)
- デザイン重視・施工スピード重視 → LIXIL(リシェント/インプラス)
- 防犯性・金属質感重視 → 三協アルミ(ノバリス)
デザイン性だけでなく、家の地域環境(寒冷地・沿岸部)や使用頻度も考慮して選ぶことが大切です。
また、スマートキーや採風機能などの便利機能も、生活スタイルに応じて検討しましょう。
→ 各工法の費用相場やマンションリフォームの注意点は、こちらの記事で詳しく紹介しています。




