マンションのトイレをリフォームしたいけれど、
「どのくらいの費用がかかる？」「工事はできるの？」「おすすめの設備は？」
と悩む方は多いでしょう。
一戸建てと違い、マンションでは構造上の制約や管理規約のルールがあるため、
リフォームの進め方を間違えるとトラブルになることもあります。
築20年のマンションでトイレをリフォーム。
タンクレスに変えたら空間が広く感じ、掃除も楽になりました。
思っていたより短期間で終わり、快適そのものです。
タンクレストイレにしたくて相談したら、水圧制限があると言われました。
結局、対応型を選んで正解。
マンションは事前に管理組合へ確認が必要だと実感しました。
配管位置の関係で追加工事が必要になり、見積もりより高くなりました。
でも、節水タイプで水道代も下がり、長期的に見れば納得の投資です。
みんなの声としては「古いトイレから最新型へ交換」「管理規約の確認が大事だった」「思ったより費用がかかったけど納得」などが見られました。
この記事では、マンションのトイレリフォームに必要な費用・工事内容・注意点を
分かりやすく解説します。
これからリフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
マンショントイレリフォームでできること・できないこと
まず、マンションの場合、**専有部分（自分の部屋の内部）**は自由に工事ができますが、
**共用部分（配管・床下・外壁など）**に影響する改修は制限される場合があります。
✅ できること
- 便器の交換（タンク付き・タンクレスどちらもOK）
- 壁紙・床材の張り替え
- 手洗い器・収納棚の設置
- 温水洗浄便座（ウォシュレット）の設置
- 節水型トイレへの変更
⚠ できない・注意が必要なこと
- 排水管の移動（床下構造によって不可）
- 給排水経路を大きく変えるリフォーム
- 防音・防水工事を伴う大掛かりな改修
- 共用配管の接続変更
特に「トイレの位置を移動したい」という場合、
配管勾配の制約で難しいケースが多いため、
事前に管理組合や施工業者に確認が必要です。
マンションのトイレリフォーム費用相場
トイレのグレードや工事内容によって費用は大きく変わります。
以下は一般的な30〜60代のマンション世帯で多いパターンの相場です。
| リフォーム内容 | 費用相場（税込） | 工期 |
|---|---|---|
| 便器交換（既存撤去＋新設） | 約10〜25万円 | 半日〜1日 |
| タンクレストイレへ交換 | 約20〜35万円 | 1日 |
| トイレ＋内装リフォーム（床・壁含む） | 約25〜45万円 | 1〜2日 |
| 手洗い器・収納付きリフォーム | 約30〜50万円 | 2〜3日 |
| 和式→洋式トイレへの変更 | 約30〜60万円 | 2〜4日 |
💡ポイント：
内装を一緒に変えると、デザインの統一感が出て仕上がりがぐっと良くなります。
人気のトイレタイプとおすすめ設備
① タンクレストイレ（スッキリ省スペース）
背面にタンクがないタイプ。デザイン性が高く、掃除がしやすいのが魅力。
ただし水圧が低いマンションでは、設置に注意が必要です。
代表機種例：TOTO「ネオレスト」、LIXIL「サティス」
② 節水型トイレ
最新モデルでは、旧式トイレの約1/3以下の水量で流せる製品も。
長期的に見ると、水道代の節約にもつながります。
③ 温水洗浄便座（ウォシュレット）
快適さ重視なら必須。
リモコン操作、脱臭機能、ノズル自動洗浄など機能も多彩です。
④ 手洗いカウンター付きトイレ
狭い空間でも使いやすいコンパクト手洗い付きが人気。
おしゃれなトイレ空間を演出したい方にもおすすめです。
内装リフォームも一緒に行うのが◎
トイレ本体の交換だけでなく、壁紙や床材も一新すると清潔感が格段にアップします。
内装リフォームの費用目安
| 工事項目 | 費用相場（税込） |
|---|---|
| 壁紙（クロス）張り替え | 約2〜5万円 |
| 床（クッションフロア）張り替え | 約1〜3万円 |
| 天井クロス張り替え | 約1〜2万円 |
壁紙はホワイト系やグレージュ、
床は木目・石目調などの防水タイプが人気です。
マンション特有の注意点
① 管理規約の確認を忘れずに
マンションでは、事前に管理組合への届出が必要な場合があります。
特に配管・電気工事を伴う場合は「承認書」が必要になるケースも。
② 水圧に注意（タンクレス設置時）
マンション上層階では水圧が低いことがあり、
タンクレストイレが流れにくくなる場合があります。
水圧対応型トイレを選ぶのが安全です。
③ 防音・防水対策を忘れずに
トイレの床材には、防音・防水性能を備えた素材を選びましょう。
特に下階への水漏れトラブルを防ぐため、防水層の確認が重要です。
④ 電源位置を確認（ウォシュレット・照明用）
ウォシュレットや自動洗浄トイレを導入する場合、
トイレ内に電源コンセントがあるかチェックを。
ない場合は、別途電気工事（約1〜2万円）が必要です。
トイレリフォームの流れ（マンション編）
- 現地調査・見積もり
→ 配管位置・電源・スペースを確認。 - 管理組合への申請
→ 施工内容・日時を報告し、承認を得る。 - 既存トイレの撤去
→ 古い便器や床材を取り外し。 - 新しいトイレ設置
→ 配管調整後、新機種を設置。 - 内装仕上げ・動作確認
→ 床や壁を張り替え、通水テストを行って完了。
補助金・助成金の活用もチェック
自治体によっては、節水トイレ導入や高齢者対応リフォームで
補助金制度を利用できることがあります。
例：
- 省エネ住宅ポイント（節水型トイレ対象）
- 高齢者住宅改修費助成（介護目的での洋式化など）
- 自治体独自の住宅リフォーム助成金
申請には「見積書・施工写真・領収書」が必要なので、
リフォーム会社に相談しながら進めるとスムーズです。
デザイン実例｜おしゃれなマンショントイレの施工例
💡 ナチュラルスタイル
木目の床と白いトイレの組み合わせで、温かみのある空間に。
💡 モダンスタイル
グレー系の壁紙とタンクレストイレでスタイリッシュに。
💡 ホテルライクスタイル
石目調や木目タイルと間接照明を使って高級感を演出。
費用を抑えるポイント
- 同じ位置での交換にする（配管工事不要）
- 複数業者に相見積もりを取る
- トイレと内装をまとめてリフォームする（工賃節約）
- 補助金・キャンペーンを活用する
まとめ｜マンションでも快適なトイレリフォームは可能！
マンションのトイレリフォームは、
構造や規約に注意すれば戸建てと同じように快適な空間を作ることができます。
節水型・ウォシュレット・手洗いカウンターなど、
最新機能を取り入れることで、清潔でスタイリッシュなトイレに生まれ変わります。
まずは信頼できるリフォーム業者に現地調査を依頼し、
管理組合への確認も忘れずに進めましょう。
