昔ながらの日本家屋や古い公共施設では、まだ和式トイレが残っていることがあります。
しかし、立ち座りが大変・冬に冷たい・衛生的に使いにくいなどの理由から、
近年では和式から洋式トイレへのリフォームを希望する人が急増しています。
この記事では、和式トイレを洋式やウォシュレット付きに変えるための費用相場、
工事の流れ、注意点、助成金の情報まで詳しく解説します。

長年使っていた和式トイレを洋式にリフォームしました。
座るのが楽になり、掃除もしやすくなって大満足。
冬の冷たさも解消され、もっと早くやればよかったです。

予算を少し増やしてウォシュレット付きに変更。
温水洗浄と温かい便座のおかげで冬も快適。
家族全員が「ホテルみたい」と喜んでいます。

床下の配管が古く、予定より費用が上がりました。
でも、明るく清潔なトイレに変わって快適。
お金以上の満足感があります。

みんなの声として「思い切って洋式に変えて快適に」「ウォシュレット付きで快適さアップ」「工事費はかかったけど満足」などが見られました。
和式トイレのままだと困る理由とは?

かつての日本住宅では主流だった和式トイレ。
しかし、現代のライフスタイルでは次のような不便を感じる方が多いです。
- 足腰に負担がかかる(特に高齢者にとって危険)
- 冬は便座が冷たく、使いづらい
- 掃除しづらく、汚れや臭いが残りやすい
- 来客が使いにくい
- 節水機能がないため水道代が高い
これらの理由から、「和式を洋式に変える」リフォームがもっとも人気です。
この際トイレを増築するというのも一つの手です。
詳細についてはこちらを参考にされてください!
和式トイレを洋式トイレにリフォームする方法

和式トイレのリフォームには、大きく2つの方法があります。
① 便器を完全に洋式トイレへ交換する(フルリフォーム)
最も一般的で快適な方法です。
和式便器を撤去し、床や配管を洋式トイレ用に作り替えて新しい便器を設置します。
メリット:
- 洋式トイレとして完全に生まれ変わる
- ウォシュレット・節水機能など最新設備を導入できる
- 掃除がしやすく、清潔に保てる
デメリット:
- 工事費が比較的高い
- 床・壁・配管工事が必要
費用相場:
- 一般住宅:20万〜40万円前後
- 商業施設・公共トイレ:40万〜80万円程度
工期の目安:
- 約2〜3日(既存解体→配管→内装→設置)
フルリフォームする場合は、新しく部屋にトイレを作るというのもいいかもしれません!
日頃の生活が楽になります!
② 和式トイレに洋式便座を“被せる”簡易リフォーム
「予算を抑えたい」「工事が難しい」といった場合は、
和式便器の上に取り付ける簡易洋式便座(段差便座)という方法もあります。
メリット:
- 1〜3万円程度で導入可能
- 工事不要(置くだけタイプもある)
- 一時的な対策として便利
デメリット:
- 座面が高く安定性に欠ける
- 見た目や快適性は劣る
- 掃除がやや大変
仮設住宅や高齢者施設では、このタイプが応急的に使われるケースもあります。
和式トイレでもウォシュレットは付けられる?

結論から言うと、条件次第で可能です。
ただし、すべての和式便器に取り付けられるわけではありません。
✅ 設置できる条件
- 電源コンセントが近くにある(または新設できる)
- 洋式タイプの便座を取り付けるスペースがある
- 便器がある程度フラットな形状である
これらを満たせば、ウォシュレットや温水便座を取り付けることは可能です。
ただし、段差や便器形状の違いで安定性が悪くなる場合は、
和式から洋式便器へのリフォームを同時に行うのが理想です。
✅ 費用の目安
| 内容 | 費用相場(税込) |
|---|---|
| 簡易ウォシュレット取り付け(電源・給水あり) | 約3〜7万円 |
| 洋式トイレ+ウォシュレット新設 | 約25〜45万円 |
| コンセント新設工事 | 約1〜2万円 |
| 内装(床・壁張り替え含む) | 約5〜10万円 |
和式から洋式へのリフォーム工事の流れ

- 現地調査
配管の位置や床の高さ、電源の有無を確認。 - 解体・撤去
既存の和式便器を取り外し、床の段差を撤去。 - 給排水・電気工事
洋式トイレ用に配管・電源を新設。 - 床・壁の仕上げ
防水クッションフロアやタイルで仕上げ。 - 新しいトイレを設置
ウォシュレット一体型など最新機種を取り付けて完了。
補助金・助成金を活用してお得にリフォーム
高齢者向け・介護目的で和式トイレを洋式化する場合、
自治体によっては介護保険や住宅改修補助金が利用できます。
主な制度:
- 介護保険の住宅改修(上限20万円)
→ 要介護・要支援認定者が対象
→ トイレ改修・段差解消・手すり設置などが対象 - 自治体独自の住宅改修助成
→ 所得制限や年齢条件あり
→ 例:東京都「シルバーピア住宅改修支援」など
申請には事前の見積書や写真が必要なため、
施工業者と相談しながら進めるのがおすすめです。
和式トイレリフォームのデザイン事例

最近では、単に洋式化するだけでなく、
デザイン性・快適性を重視したリフォームも増えています。
💡 事例①:木目調+ホワイトのナチュラルデザイン
明るい木目の床と白い壁で、清潔感と温かみを両立。
小型手洗い器を付けて省スペースでも快適。
💡 事例②:タイル調×グレーのモダンスタイル
和式の名残を残しつつ、床をグレーの防水タイルで仕上げ。
照明を間接光にしてホテルライクな雰囲気に。
💡 事例③:バリアフリー仕様
段差をすべて解消し、手すりを設置。
座っても立っても楽に使える設計で高齢者に人気。
失敗しないための注意点
① 配管位置を確認しておく
和式と洋式では排水口の位置が違うため、
構造上の制約で追加費用が発生することがあります。
② コンセントの有無をチェック
ウォシュレット導入予定なら、電源位置を事前に確認。
③ 床下の防水を忘れずに
古い住宅では床下の防水が弱く、
リフォーム時に防水層を追加すると耐久性が上がります。
和式トイレリフォームの費用目安まとめ
| リフォーム内容 | 費用相場(税込) | 工期 |
|---|---|---|
| 簡易便座設置 | 約1〜3万円 | 数時間 |
| 洋式化リフォーム | 約20〜40万円 | 2〜3日 |
| ウォシュレット付き洋式トイレ | 約25〜45万円 | 2〜4日 |
| 内装リフォーム込み | 約30〜60万円 | 3〜5日 |
まとめ|和式トイレは洋式化・ウォシュレット化で快適に!
和式トイレを洋式化することで、
毎日の生活が格段に快適になります。
ウォシュレット機能を追加すれば、
清潔性もアップし、節水・節電性能も高まります。
また、介護保険や自治体の助成を活用すれば、
費用を抑えてリフォームすることも可能です。
長年使い慣れた和式トイレでも、
「安全・快適・清潔」な空間に生まれ変わるリフォームで
暮らしの質をアップさせましょう。




