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浴室ドア・窓・断熱リフォーム|カビ・結露・寒さ対策

リフォーム箇所・種類別

お風呂のドアや窓は、快適な入浴環境を左右する重要なパーツです。
しかし経年劣化が進むと、カビや結露、冷気の侵入、開閉トラブルなどの問題が発生しやすくなります。

最近は、ドア交換や窓断熱リフォームによって、清潔さ・省エネ性・デザイン性を同時に向上させることが可能です。
この記事では、折れ戸・引き戸の比較から、窓断熱(二重サッシ・ペアガラス)の仕組み、さらに費用目安までを詳しく解説します。

古い折れ戸のカビが気になり交換しました。新しいドアは防カビパッキンで掃除も簡単。開閉も軽く、浴室全体が明るく感じます。

母の介助のため引き戸に変更しました。開口が広く、車椅子でもスムーズに出入り可能。安全性も上がり、とても満足しています。

浴室の窓からの冷気がつらく、二重サッシを設置。驚くほど暖かくなり、結露もほぼ消えました。冬でも快適に入浴できます。

りおと
りおと

みんなの声としては「折れ戸交換で掃除が楽になった」「引き戸に変えて介護しやすくなった」「二重サッシで冬の寒さが激減」などが見られました。


浴室ドアリフォームの基本と目的

古い浴室ドアでは、パッキンの劣化やカビ、すきま風が発生しやすく、断熱性能も低下します。
特に冬場は浴室内との温度差で「ヒートショック」の原因にもなりかねません。

リフォームでは主に以下の目的でドアを交換します。

  • カビや結露の発生を防ぐ
  • 冷気の侵入を防ぎ、断熱性を高める
  • 開閉しやすく、安全性を向上させる
  • デザインを一新して清潔感を出す

現在の主流は「折れ戸」や「引き戸」などの開閉しやすく掃除も楽なタイプです。


折れ戸・引き戸の比較と選び方

浴室ドアにはいくつかの種類がありますが、リフォームで選ばれるのは主に「折れ戸」と「引き戸」です。
それぞれの特徴を比較してみましょう。

折れ戸の特徴

折れ戸(折戸)は、現在最も一般的なタイプです。
中央が折れることで、開閉時のスペースが少なく済み、狭い脱衣所でも使いやすい構造になっています。

メリット

  • 開閉スペースが少なく、省スペースで設置可能
  • 価格が比較的安い(工事費込で5〜10万円前後)
  • 多くのユニットバスに対応しており、交換が容易

デメリット

  • 中央のヒンジ部分やパッキンに汚れが溜まりやすい
  • 一部が劣化すると開閉が重くなる場合がある

掃除やメンテナンスのしやすさを重視するなら、樹脂製フレーム+防カビパッキンのタイプがおすすめです。


引き戸の特徴

引き戸は高齢者住宅やバリアフリーリフォームに最適です。
扉が横にスライドするため、開閉時に浴室内外のスペースを取りません。

メリット

  • 開閉が軽く、車椅子や介助が必要な場合も使いやすい
  • 扉の開け閉めで冷気が入りにくく、断熱効果が高い
  • デザイン性が高く、開放感のある空間を演出できる

デメリット

  • 壁内部に引き込みスペースが必要
  • 折れ戸よりやや価格が高く(10〜20万円前後)、工期も長い

狭い洗面所には向きませんが、開口幅を広く取れるため、家族で使う場合や介護を想定する家庭には最適です。


マンションの場合は構造上、ドアの種類に制限があることもあります。
詳しくは「マンションの浴室リフォーム完全ガイド」で解説しています。


ドア交換リフォームの費用目安

浴室ドアのリフォーム費用は、種類・サイズ・工事内容によって大きく異なります。
以下はおおよその目安です。

ドアの種類費用目安(工事費込)特徴
折れ戸(既製品交換)約5〜10万円標準的、交換が容易
引き戸約10〜20万円バリアフリー対応、高級感あり
開き戸(片開き)約6〜12万円シンプル構造、耐久性あり
特注サイズ(在来工法)約15〜30万円寸法調整が必要な場合

古いユニットバスでも、「カバー工法」という方法を使えば壁を壊さずに新しいドアを取り付け可能です。
工期も半日〜1日程度と短く、費用を抑えながら見た目も一新できます。


浴室窓の断熱リフォーム

古いお風呂では、窓からの冷気が「寒さの主原因」になっていることが多いです。
特に冬場は、ガラス面に結露が生じてカビや水滴汚れの原因にもなります。

そのため、窓リフォームでは断熱性能の向上と結露対策を目的とした施工が中心になります。


二重サッシ(内窓)の導入

最も効果的で人気なのが、**既存の窓の内側にもう一枚サッシを取り付ける「二重サッシ(内窓)」**です。
代表的な製品はLIXIL「インプラス」やYKK AP「プラマードU」など。

メリット

  • 既存の窓を残したまま施工できる(1窓あたり約1〜2時間)
  • 外気を遮断し、断熱・防音効果が高い
  • 結露が大幅に減り、カビ発生を抑制

費用目安

  • 小窓サイズ:約3〜5万円
  • 中窓サイズ:約5〜8万円
  • 浴室仕様(二重ガラス+防水枠付き):約7〜10万円

浴室専用タイプを選べば、湿気や温度差にも強く腐食しにくいため安心です。


ペアガラス(複層ガラス)への交換

外窓そのものを交換する場合は、**ペアガラス(複層ガラス)**にするのが一般的です。
2枚のガラスの間に空気層やアルゴンガスが封入されており、断熱性能が単板ガラスの約2倍に向上します。

メリット

  • 断熱性能が高く、結露が発生しにくい
  • 外気の影響を受けにくく、室温を安定させる
  • サッシ枠も樹脂製に変更すれば、さらに効果アップ

デメリット

  • 外壁を一部工事する必要がある
  • 工期が1〜2日、費用もやや高め

費用目安

  • 小窓:約7〜10万円
  • 中窓:約10〜15万円
  • 外壁補修込み:約15〜20万円

浴室断熱リフォームの重要性

お風呂の「寒さ対策」は、単に快適性だけでなく、健康や省エネにも関わります。
浴室内外の温度差が大きいと、血圧変動によるヒートショックのリスクが高まります。

断熱リフォームは以下のような効果をもたらします。

  • ヒートショック予防
  • 光熱費の削減(追い焚き・暖房回数の減少)
  • カビ・結露の抑制
  • 浴室全体の寿命延長

特に古いマンションや木造住宅では、窓・ドアの断熱性能を上げることで体感温度が大きく変わります。


戸建て住宅での断熱リフォーム方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。


カビ・結露を防ぐポイント

浴室環境を清潔に保つには、断熱だけでなく換気・防カビ対策も重要です。

換気設備の見直し

  • 24時間換気扇の導入で湿気を排出
  • 掃除しやすいフィルター構造を選ぶ
  • 換気扇ダクトの汚れを定期清掃する

表面防カビ処理

  • ドアパッキン・窓枠に防カビコートを塗布
  • 結露防止シートを貼る
  • 換気後は扉を開けて乾燥させる

断熱+換気の両立

断熱施工で気密性を高めると湿気がこもりやすくなるため、断熱と換気のバランスを取ることが大切です。


浴室ドア・窓リフォームの施工期間と注意点

工期の目安

  • ドア交換(カバー工法):半日〜1日
  • 引き戸交換(壁加工含む):1〜2日
  • 二重サッシ・内窓取付:1〜2時間
  • ペアガラス交換:1〜2日(外壁補修含む)

短期間で終わる工事が多いですが、寸法の事前確認防水処理の仕上げには注意が必要です。

注意点

  1. メーカー品番を確認する
     既存のユニットバスに対応しているドア・窓を選ぶ。
  2. 防水と気密を優先
     見た目よりも機能性重視。パッキン・コーキングの質も重要。
  3. 冬前の施工がおすすめ
     寒くなる前に断熱改修を行うと、効果を実感しやすい。

まとめ:ドア・窓リフォームで快適な浴室へ

浴室のドアや窓は、見た目以上に「断熱」「防カビ」「安全性」を左右する重要パーツです。
折れ戸・引き戸の交換や窓断熱を組み合わせることで、寒さ・結露・カビを一気に解消できます。

  • 折れ戸:コスパと汎用性
  • 引き戸:バリアフリー・高断熱
  • 二重サッシ/ペアガラス:結露防止・光熱費削減

今あるユニットバスをそのまま活かしながら、快適性と清潔感を両立できるリフォームを検討してみましょう。