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浴室をシャワールームにリフォーム|狭い空間の有効活用術

リフォーム箇所・種類別

お風呂のリフォームというと、浴槽を新しくするイメージを持つ方も多いでしょう。
しかし近年では、浴槽を撤去してシャワールーム化するリフォームが注目されています。

特に高齢者世帯や単身者、都心のマンションなどでは「湯船に浸からない」「掃除が大変」「スペースを有効に使いたい」といった理由から、シャワールームへの改装が増えています。

この記事では、浴槽撤去リフォームの実例、費用相場、メリット・デメリット、デザインの工夫をわかりやすく解説します。

築30年の浴室をシャワールームに変更。掃除が楽になり、転倒の心配も減りました。段差のない床と手すりで、高齢の母も安心して使えています。

湯船に入らない生活が続いたため思い切ってシャワー化。防水性の高い壁材と収納棚で快適になりました。掃除も10分で済み、時短になっています。

老朽化した浴槽を撤去し、介護用にリフォーム。車椅子でも入れる広さとフラット床が助かります。工期も短く、家族全員が使いやすくなりました。

りおと
りおと

みんなの声としては「掃除が楽になった」「浴槽を使ってなかったので思い切って」「介護用にリフォーム」などが見られました。


浴槽を撤去してシャワールームにするリフォームとは

浴槽撤去リフォームとは、既存の浴室にある浴槽を取り外し、シャワースペースを中心とした構造に変更する工事です。
近年では、ユニットバスや在来浴室のどちらにも対応した施工が可能で、コンパクトながら快適な空間を実現できます。

もともと日本では湯船に浸かる文化が根強いですが、ライフスタイルの変化により「短時間で済むシャワー派」が増加しています。
特に単身者・高齢者・共働き世帯では、清掃のしやすさ・安全性・省スペース性を重視する傾向が強くなっています。


浴槽撤去リフォームのメリット

1. 空間を有効活用できる

浴槽を撤去することで、浴室の床面積を広く確保できます。
たとえば1坪(約2畳)の一般的なユニットバスでは、浴槽の撤去で約40〜50cmの奥行きが増えます。
その分、洗い場スペースを拡大したり、収納棚を設置したりといったアレンジが可能になります。

2. バリアフリーで安全性が向上

高齢者や足腰の弱い方にとって、浴槽の出入りは転倒リスクを伴います。
シャワールーム化すれば、段差をなくしたフラットな床にでき、介助もスムーズになります。
また、滑りにくい床材手すりの設置など、安全性を高める設備が導入しやすくなります。

3. 掃除が簡単になる

浴槽がない分、掃除の手間が大幅に軽減されます。
壁や床をフラットに仕上げられるため、汚れやカビの溜まりにくい構造にでき、防カビパネル・抗菌床材などを使えば清掃も楽になります。

4. 光熱費・水道代を削減できる

お湯をためる必要がないため、ガス代・水道代の節約効果があります。
1回の入浴で浴槽を満たすのに必要な湯量(約150〜200L)を省けるため、年間では数万円の節約につながることもあります。

5. デザインの自由度が高い

浴槽がなくなることで、壁・床・照明のデザインを自由にカスタマイズできます。
ホテルライクなスタイルや北欧風など、好みに合わせたモダンな空間づくりが可能です。


デメリット・注意点

1. ゆっくり湯船につかれない

当然ながら、シャワールーム化すると浴槽での入浴はできなくなります
「湯船につかるのが好き」「冬場に体を温めたい」という方には不向きです。
その場合は、「コンパクト浴槽+シャワースペース併用型」も検討すると良いでしょう。

2. 断熱性・防音性に注意

特にマンションなどでは、水の跳ね返り音や排水音が響くことがあります。
壁材や床材には、防音性・断熱性の高い素材を選ぶと快適です。

3. 賃貸では制限がある場合も

分譲マンションでも管理規約により浴槽撤去が制限されていることがあります。
工事前に必ず管理組合や施工会社に確認しましょう。


浴槽撤去リフォームの費用相場

シャワールーム化の費用は、工事内容・素材・給排水の位置によって大きく変わります。
以下は一般的な相場の目安です。

リフォーム内容費用目安(税込)工期
浴槽撤去のみ約3万〜8万円半日〜1日
浴槽撤去+床・壁改修約20万〜40万円2〜4日
シャワールーム新設(ユニット式)約50万〜100万円3〜5日
オーダーシャワーブース設置約80万〜150万円4〜7日

安価に済ませたい場合は既存の床や壁を活かす方法もありますが、防水層や配管の老朽化がある場合は交換が必要です。
無理に安く抑えると、後から水漏れトラブルにつながる恐れがあるため注意しましょう。


浴槽撤去リフォームの実例

ここでは、実際に浴槽を撤去してシャワールーム化した実例を紹介します。

例1:高齢者夫婦のバリアフリー改装

築30年の戸建て浴室を全面改修し、段差のないシャワールームに変更。
滑りにくい床材とL字型の手すりを採用し、介助もしやすい空間に。
工期4日・費用約80万円。入浴の不安がなくなったと喜ばれています。

例2:ワンルームマンションの省スペースリフォーム

ユニットバスの浴槽を撤去し、ガラスパーテーション付きのシャワーブースを設置。
スタイリッシュで掃除しやすく、賃貸物件の付加価値向上にも成功。
費用約60万円・工期3日。

例3:セカンドバスルームとして増設

2階に新たにシャワールームを追加設置。
来客用や子ども専用として利用され、生活動線が向上。
ユニット型のため工期も短く、費用約90万円。


高齢者・単身者向けのシャワールームリフォーム

浴槽撤去リフォームは、特に高齢者・単身者の住まいで人気です。
それぞれのニーズに合わせたポイントを紹介します。

高齢者向けプラン

  • 段差をなくしたフラット床
  • 手すり・シャワーチェア設置
  • 浴室暖房乾燥機の導入でヒートショック防止
  • 明るい照明で視認性を確保

転倒リスクを防ぎ、介助しやすい構造にすることが大切です。
特に寒冷地では、断熱性の高い床材や壁材を選ぶと快適に過ごせます。

単身者・共働き世帯向けプラン

  • 時短入浴ができる省スペース設計
  • 防汚性の高い壁材で掃除が簡単
  • コンパクト収納とミラーを設置してスマートに
  • 節水型シャワーヘッドでランニングコスト削減

また、単身マンションではDIYでの簡易リフォームも人気です。
次の記事では、自分で行えるシャワースペース改造のコツを紹介しています。


シャワールームのデザイン・レイアウト事例

近年は、デザイン性の高いシャワールームも数多く登場しています。

1. ホテルライクスタイル

全面ガラスパネルや間接照明を取り入れた高級感のあるデザイン。
グレーやブラックなど落ち着いた色調が人気。

2. 北欧ナチュラルスタイル

木目調パネルとホワイトの組み合わせで温かみを演出。
小さな観葉植物を置くと清潔感がアップします。

3. コンパクトスタイル

狭いスペースにフィットする折り戸タイプやコーナー設計。
1㎡以下でも快適な動線を確保できます。

4. 介護対応スタイル

車椅子でも利用しやすい引き戸や低床構造を採用。
収納棚を壁面にまとめることで動きやすい空間に。


シャワールームリフォームの流れ

  1. 現地調査・プラン設計
     浴室サイズ・配管位置・床下構造を確認。
  2. 浴槽・壁・床の解体
     既存の浴槽や壁を撤去し、防水層をチェック。
  3. 配管・防水処理
     必要に応じて排水位置の変更、防水シートを施工。
  4. 壁・床・天井の仕上げ
     防水パネルや断熱材を設置。照明・収納も取り付け。
  5. シャワー設備の設置
     シャワーヘッド、ミラー、ガラスパーテーションを装備。
  6. 最終確認・清掃
     水漏れ・排水チェックを行い、1〜2日で利用可能に。

シャワールームリフォームで失敗しないポイント

  1. 換気性能を確保する
     小型化すると湿気がこもりやすくなります。換気扇や窓を必ず設けましょう。
  2. 防水施工を軽視しない
     特に在来浴室からのリフォームでは、防水層の補修を怠ると漏水の原因になります。
  3. ライフスタイルに合った設計を選ぶ
     毎日湯船に浸からない人でも、冬場に寒さを感じにくい設計が大切です。
  4. 床材・壁材の滑りにくさを重視
     見た目よりも安全性を優先。転倒リスクを減らす素材選びがポイントです。

業者選びも重要です!!その際は相見積もりがおすすめ!約20万円安くなることもあります!
詳細はぜひ下記記事を参考にしてください。


まとめ

浴槽を撤去してシャワールームにリフォームすることで、
狭い空間を広く・安全に・清潔に使えるようになります。

特に高齢者や単身世帯には、掃除のしやすさや省エネ効果など多くのメリットがあります。
ただし、防水や配管など見えない部分の施工品質も重要です。

次の記事では、DIYでできる簡易的なシャワー改造や、
床材の選び方・費用を抑えるコツを紹介しています。

快適なシャワールームへの第一歩として、自分のライフスタイルに合ったプランを考えてみましょう。