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トイレの水がたまらない原因と対処法|自分でできる確認ポイントと修理の目安

リフォーム箇所・種類別

トイレの水がうまくたまらないと、流せなかったり、異音がしたりと日常生活に支障をきたします。
「タンクに水がたまらない」「便器の水位が低い」など、症状はいくつかのタイプに分かれます。

この記事では、トイレの水がたまらない原因別の対処法と、修理を依頼すべきタイミングを詳しく解説します。

朝トイレを流したら水がまったくたまらず焦りました。止水栓が閉まっていただけでしたが、自分で直せてホッとしました。次からはメンテナンスも意識します。

水が出ない原因がわからず放置していたら、タンクの中でサビが進行していました。結局交換になり、もっと早く対処すればと反省しました。

便器の水位が急に下がり、臭いも気になり始めました。業者に見てもらうと排水トラップの不具合とのこと。早めに相談してよかったです。

りおと
りおと

みんなの声として「水が溜まってなかったが自分で直せた」「早めに業者に相談したらすぐ直った」などが見られました。


トイレの「水がたまらない」には2つのパターンがある

まず、問題の発生箇所を見極めましょう。
「水がたまらない」と言っても、主に以下の2種類があります。

パターン状況の特徴
①タンクに水がたまらないレバーを回しても水が流れず、次の洗浄ができない
②便器内に水がたまらない常に水位が低く、流した後も水面が上がらない

どちらの状態かによって、原因も対処方法も異なります。


① タンクに水がたまらないときの主な原因と対処

まず初めに、

自分で修理しようとすると余計なトラブルに繋がる可能性があります!


迷ったら業者に依頼しましょう!

🔧 原因1:止水栓が閉まっている・水圧が弱い

まず確認すべきは止水栓の開閉状態です。
トイレ横や下にある銀色のバルブをマイナスドライバーで反時計回りに回すと水が出ます。
何かの拍子に閉まっていた場合、これで解決することが多いです。

対処法:

  1. 止水栓を全開にする
  2. 水が流れ出す音を確認
  3. タンク内の水位が上がればOK

※水道の断水や凍結時も同じような症状が出るため、外的要因もチェックしましょう。


🔧 原因2:ボールタップ(給水バルブ)の故障

タンク内にある「ボールタップ」は、水の供給を制御する重要なパーツです。
この部品が固着したり、ゴムパッキンが劣化していると、水が流れません。

確認方法:
タンクのフタを開けて、浮き球(フロート)が上下するか確認します。
動かない・固い場合は交換が必要です。

対処法:

  • 軽い場合 → 清掃・注油で解消
  • 劣化が激しい場合 → ボールタップ交換(部品代1,500〜3,000円程度)

自分で交換できることも多いですが、不安な場合は業者依頼がおすすめです。


🔧 原因3:浮き球(フロートバルブ)の位置異常

タンク内の水位を感知する浮き球が引っかかっている・浮かない場合も水が止まります。
たとえば、鎖が絡んでいたり、部品が斜めにずれているケースです。

対処法:

  • 鎖を正しい位置に戻す
  • フロートバルブの動きをスムーズにする

これで正常に動作すれば修理不要です。


🔧 原因4:フィルターや給水管の詰まり

長年使っていると、給水口のフィルターにサビ・砂・カルキがたまり、水流が弱くなります。

対処法:

  1. 止水栓を閉める
  2. ホースを外してフィルターをブラシで清掃
  3. 再度接続して通水確認

詰まりが解消されれば、水が正常にたまるようになります。


② 便器内の水がたまらないときの主な原因と対処法

💧 原因1:排水トラップの不具合

便器内の水は、においや虫の侵入を防ぐために排水トラップで一定水位が保たれています。
この部分が詰まりや気圧の影響を受けると、水が吸い込まれて減ります。

対処法:

  • 便器の奥に水を少しずつ注ぎ、数分後に水位が下がるか確認
  • すぐ減る場合 → 排水管の吸引(サイフォン作用)による不具合
    → 専門業者に相談(配管調整やトラップ修理)

💧 原因2:便器のひび割れ・漏水

陶器にヒビや小さな割れ目があると、目に見えない場所から水が漏れます。
特に古いトイレでは、気づかないうちに内部から水が抜けていることも。

対処法:

  • 目視でヒビを確認
  • ティッシュなどで漏れている箇所をチェック
  • 軽度なら防水パテ補修、重度なら便器交換(工賃込み5〜10万円目安)

💧 原因3:排水管の空気圧問題(負圧)

集合住宅などでまれに起こるのが、排水管の空気圧による水引きです。
他の部屋で大量の水を流したときに、サイフォン現象で水が吸われてしまうことがあります。

対処法:
個人では解決が難しいため、管理会社・業者に連絡を。


自分で対処できないときは業者へ

上記のように軽度な詰まりや調整ならDIYで対応できますが、
次のような場合はプロに依頼するのが安全です。

  • タンク内部から異音がする
  • 配管から水漏れしている
  • 何をしても水がたまらない
  • 築10年以上でメンテナンスをしていない

修理費用の目安

修理内容費用相場(税込)作業時間
ボールタップ交換6,000〜10,000円約30〜60分
フロートバルブ交換5,000〜8,000円約30分
給水管・フィルター清掃4,000〜6,000円約30分
タンク内部品交換10,000〜15,000円約1時間
便器交換(漏水時)50,000〜120,000円半日〜1日

修理だけなら1万円前後で済むことも多く、
早めに対処すれば大きな工事を防げます。


放置するとどうなる?

水がたまらない状態を放置すると、以下のようなリスクがあります。

  • 水が流れずトイレ詰まりを引き起こす
  • 給水バルブの故障が進み、水漏れに発展
  • カビや臭いの発生
  • 便器や床の腐食

特にタンク内部の金属パーツは、空気に触れることでサビや劣化が急速に進行します。
「そのうち直るだろう」は禁物です。


まとめ|トイレの水がたまらないときは早めの点検を

トイレの水がたまらないときは、

  • 止水栓・フロートバルブの確認
  • フィルター清掃
  • 漏水・排水トラップの点検

といった基本のチェックから始めてください。

それでも改善しない場合は、無理せず専門業者に依頼を。
原因を正確に見極め、早めに修理することで、
無駄な水漏れや交換費用を防ぐことができます。


ポイントまとめ

  • 止水栓・部品の劣化確認を最優先
  • DIYで直らない場合は業者に相談
  • 放置は故障拡大・水漏れの原因に