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お風呂リフォームの費用相場と内訳|タイプ別・工事別の価格を徹底比較

リフォーム箇所・種類別

お風呂のリフォームは、家の中でも特に費用の幅が大きいリフォームのひとつです。
「相場はいくら?」「どこにお金がかかる?」「費用を抑えるにはどうすれば?」といった疑問を持つ方は多いでしょう。

この記事では、お風呂リフォームの費用相場をタイプ別・工事別に徹底比較し、内訳や注意点もわかりやすく解説します。
これを読めば、見積書の見方が分かり、予算の立て方も明確になります。

見積もりを3社取ったら、同じユニットバスでも最大25万円の差があり驚きました。比較して設備内容も納得でき、結果的に満足の仕上がりでした。

築25年の在来浴室をユニットバスへ交換。冬の寒さが嘘のように改善され、毎日のお風呂が快適になりました。断熱性の違いを実感しています。

格安業者に頼んだところ、後から配管費が追加されトラブルに。安さだけで選ばず、見積り内容を細かく確認する大切さを痛感しました。

りおと
りおと

みんなの声としては「相見積もりで25万円お得に」「快適なお風呂に」「格安業者に依頼しトラブルに」などが見られました。


お風呂リフォームの平均相場

お風呂リフォームの費用は、およそ50万円~150万円前後が一般的な目安です。
ただし、リフォームの内容(全面改修か部分改修か)や、家の構造(マンション・戸建て)によって金額は変動します。

リフォーム内容費用相場(税込)工期目安特徴
ユニットバス交換(同サイズ入替)約80〜150万円約3〜6日標準的なリフォーム。見た目も機能も一新できる
在来浴室からユニットバスへ変更約100〜180万円約5〜10日防水性・断熱性が向上。人気の工法
部分リフォーム(床・壁・浴槽のみ)約10〜50万円約1〜3日劣化部分だけ修繕できる
浴槽交換のみ約20〜50万円約1〜2日費用を抑えながら印象を変えたい方向け
塗装リフォーム(浴槽や壁の再塗装)約10〜30万円約1〜2日古い浴室の見た目を安価にリフレッシュ

金額の差を生む主な要因は、「素材のグレード」「工法」「付帯工事の有無」「住宅タイプ」です。
同じ浴槽でも、断熱浴槽・自動洗浄機能付き・人工大理石素材などを選ぶと、20~40万円ほどアップすることもあります。


費用を構成する内訳

リフォーム費用の全体像を理解するには、見積書の内訳を押さえることが大切です。
多くの見積書は以下のような項目で構成されています。

① 本体設備費(材料費)

浴槽・壁パネル・床・天井・水栓・シャワーなど、
いわゆる「ユニットバスそのもの」の価格部分です。

  • 標準グレード(TOTO、LIXILなどの一般モデル)…60〜90万円
  • 中~上位グレード(人工大理石浴槽・断熱仕様など)…100〜140万円
  • 高級グレード(ジェットバス・テレビ・照明演出付き)…150〜250万円以上

設備費は全体の6〜7割を占めるため、ここでの選択が総費用に直結します。


② 工事費(施工費)

既存浴室の解体から新しい設備の設置、配管・電気・換気などを行うための費用です。

  • 解体・撤去:5〜15万円
  • 配管工事(給湯・排水):10〜20万円
  • 電気工事(照明・換気・浴室暖房):5〜15万円
  • 組立・設置工事:15〜30万円
  • 下地・防水工事:5〜10万円

工事費の相場は全体の2〜3割が目安です。
特に在来浴室の場合、防水層の劣化や土台の腐食が見つかると追加費用が発生します。


③ 諸経費・その他

リフォーム会社の現場管理費や搬入・処分費などがここに含まれます。
内容は細かく書かれていないことが多いですが、全体の5〜10%程度が一般的です。

  • 廃材処分費:2〜5万円
  • 養生・搬入経費:3〜5万円
  • 現場管理費・諸経費:5〜10万円

これらの費用は「サービス」に見えがちですが、実際には安全かつ正確に施工するための必要経費です。


工法別の費用比較(システムバス vs 在来浴室)

浴室リフォームは、大きく「システムバス(ユニットバス)」と「在来浴室」の2種類の工法があります。
この選択によって、費用と工期が大きく変わります。

システムバス(ユニットバス)

工場であらかじめ作られたパネルや浴槽を現場で組み立てるタイプです。
施工がスピーディーで、品質が安定しています。

項目内容
費用相場約80〜150万円
工期3〜6日
メリット工期短・防水性高・掃除しやすい
デメリットサイズの自由度が低い

標準的な住宅では、現在の主流はこのタイプです。
デザインや機能性も年々向上しており、ほとんどのマンションや戸建てで採用されています。


在来浴室

モルタルやタイルで施工する昔ながらの方法。自由設計できる分、コストが上がります。

項目内容
費用相場約120〜300万円
工期7〜14日
メリット自由設計・高級感・素材が選べる
デメリット防水・断熱・施工技術が重要

在来浴室は、高級ホテルのような天然石や檜風呂などを実現できますが、施工精度が命です。
防水層の施工に不備があると、水漏れや腐食のリスクがあるため、実績豊富な業者に依頼しましょう。


部分リフォームの費用目安

すべてを交換せず、部分的にリフォームする方法もあります。
「見た目を変えたい」「部分的に古くなった」「予算を抑えたい」場合に有効です。

リフォーム箇所費用相場内容
浴槽交換約20〜50万円古い浴槽を交換し、見た目と清掃性を向上
床リフォーム約10〜30万円冷たくない床材へ変更(バスナフローレなど)
壁パネル交換約15〜40万円タイルから防水パネルに変更し、掃除性UP
ドア交換約7〜20万円折れ戸→引き戸に変更してバリアフリー化
塗装リフォーム約10〜25万円FRP塗装などでツヤ・防水性を回復

部分リフォームは、工期が短く、1〜2日で終わるケースも多いです。
ただし、部分交換を繰り返すと総額がフルリフォームより高くなる場合もあるため、
10年以上使っている場合は、ユニットごと交換を検討してもよいでしょう。


住宅タイプ別の費用差

戸建ての場合

戸建て住宅は外壁や基礎との接点が多く、施工自由度が高い反面、付帯工事が発生しやすいです。

  • 費用目安:90〜150万円
  • 特徴:断熱改修・窓交換・外壁補修を同時施工できる
  • 注意点:土台の腐食やシロアリ被害で追加費用が出ることも

マンションの場合

マンションは構造上の制約が多く、サイズ・換気経路・騒音などに注意が必要です。

  • 費用目安:80〜130万円
  • 特徴:サイズ規格が限られるが、配管・排水条件が整っていれば工期が短い
  • 注意点:管理組合の承認・工事時間制限などを確認

マンション・戸建てで異なる費用構成と注意点の解説については下記記事をご覧ください。


格安リフォームの注意点

費用を安く抑えることは魅力的ですが、「安い=お得」ではないことに注意が必要です。
格安リフォームを検討する際のチェックポイントを解説します。

① 「工事費込み○○万円」に注意

一見お得に見えても、「標準工事」の範囲が限定されているケースが多いです。
例えば、解体・配管・電気工事・処分費が別料金の場合もあります。

見積書には、どこまで含まれているのかを必ず確認しましょう。


② 設備の型落ち・在庫処分品のリスク

展示品やアウトレット商品は確かに安く購入できます。
しかし、製造終了品だと「補修部品が入手できない」「保証期間が短い」といったリスクがあります。
信頼できる販売店や施工会社を選ぶことが大切です。


③ 工期短縮での手抜き工事に注意

「1日で完成」などのスピード施工は魅力的ですが、
実際には乾燥時間や防水処理を省いている場合もあります。
見積金額だけでなく、工程の内容と品質管理を確認しましょう。


④ DIYによるリフォームの限界

最近では、浴槽や床材を自分でリメイクするDIY例も見られます。
ただし、防水処理や電気配線を伴う工事は資格が必要です。
誤った施工で水漏れやカビを発生させると、結果的に高額修繕につながることもあります。

DIYでできるお風呂のリフォームと限界についての詳細はこちらから


費用を抑えるための賢いポイント

  1. 複数業者の相見積もりを取る
     同じ内容でも、業者によって20〜30万円の差が出ることがあります。
  2. 補助金・助成金をチェックする
     高断熱浴槽・手すり設置・バリアフリー改修は補助対象になることも。
     年度初めに制度が始まるため、早めの確認がおすすめです。
  3. 設備のグレードを選ぶ
     水栓やミラーなどのオプションを標準仕様にすれば10万円以上の削減も可能。
     清掃性や断熱性など「機能面」を優先して選ぶと満足度が高いです。
  4. 複数箇所を同時施工する
     キッチンや洗面所などのリフォームと同時に依頼すると、
     仮設・養生費をまとめて抑えられるケースがあります。

見積書のチェックポイント

  1. 「一式」表記に注意
     細目が書かれていない見積は、後から追加費用が発生するリスクがあります。
  2. 保証内容を確認
     製品保証+施工保証が付いているかを確認。特に防水部分は重要です。
  3. 工期と工程表の提示
     スケジュールが明示されているか、工程ごとの責任者が明確かを確認しましょう。
  4. 追加費用の条件
     土台腐食や配管老朽など、発見時の対応方針を事前に取り決めておくと安心です。

まとめ|費用相場を理解して後悔のないリフォームを

お風呂リフォームの費用は、内容・構造・素材によって大きく変わります。
相場を把握し、内訳を理解することが、失敗を防ぐ第一歩です。

費用を抑えるなら、「部分リフォーム」「型落ち製品」「複数見積」がポイント。
ただし、防水・断熱・施工品質は妥協しないようにしましょう。

あなたの家に合った最適な費用プランを立てて、快適で長持ちする浴室を実現してください。