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お風呂リフォーム完全ガイド|費用・工法・デザイン・事例を徹底解説

リフォーム箇所・種類別

長年使った浴室を刷新すると、入浴の満足度・掃除のしやすさ・冬の寒さ・安全性が劇的に変わります。とはいえ、費用・工法・デザイン・工期・業者選びなど検討点は多く、「どこから決めればよいのか」で迷いがちです。
本ガイドは、はじめての方でも迷わず最短距離で意思決定できるよう、費用相場→住宅タイプ→デザイン→工法→部分リフォーム→会社選び→FAQの順に網羅的に解説し、各詳細記事への内部リンク導線も整理しています。ぜひご活用ください!

築25年の戸建てをリフォーム。冬場の寒さがつらかったのが、断熱浴槽と二重窓で快適に。光熱費も下がり、毎日の入浴が楽しみになりました。

古いタイル風呂をユニットバスに変更。カビ掃除が激減し、乾きも早い。施工店の提案で換気扇も強化し、見た目も機能も新築同様になりました。

高齢の母のために段差解消と手すり設置を依頼。滑りにくい床と断熱ドアで安心・安全。介護補助金も使え、費用を抑えて大満足の仕上がりでした。

りおと
りおと

みんなの声としては「断熱設計で快適に」「ユニットバスにしたら見た目の機能も良くなった」「補助金で費用を抑えられた」などが見られました。


  1. お風呂リフォームの全体像と決め方の順番
    1. 決め方の基本ステップ(全体設計)
  2. 費用相場と内訳
    1. 代表的な費用レンジと工期
    2. 価格を押し上げる代表因子
    3. 予算を最適化するコツ
  3. 住宅タイプ別:マンションと戸建ての違い
    1. マンションの浴室リフォーム
    2. 戸建ての浴室リフォーム
  4. デザイン別(おしゃれ・おすすめ)
    1. ホテルライク(高級感)
    2. ナチュラル(家族向け)
    3. シンプルモダン(掃除性重視)
    4. ユニバーサル(安全性)
  5. 工法別(システムバス・在来浴室)
    1. システムバス(ユニット)の特長
      1. 仕様選びの勘所
    2. 在来浴室の特長
      1. 成功の要点
  6. 部分リフォーム(床・塗装・ドアなど)
    1. 床リフォーム
    2. 壁・天井の塗装/パネル化
    3. ドア交換・窓断熱
    4. 浴槽だけ交換
    5. 換気・暖房・乾燥
  7. 施工会社選び
    1. 見積書で絶対に確認する項目
    2. 会社タイプ別の特徴
    3. 契約前チェックリスト
  8. 進め方とタイムライン(標準ケース)
    1. 1〜2週目:要件定義と概算
    2. 3〜4週目:現地調査・相見積もり
    3. 5〜6週目:仕様確定・発注
    4. 工事〜引渡し
  9. よくある質問(「必要か」「時期」「1.25坪」など)
    1. Q1. リフォームは本当に必要?
    2. Q2. ベストな時期は?
    3. Q3. 1.25坪(1216)で狭いけど快適にできる?
    4. Q4. 工事中はどう過ごす?
    5. Q5. マンションでサイズアップできる?
    6. Q6. 補助金は使える?
  10. 失敗を防ぐ要点まとめ(チェックリスト)
  11. まとめ

お風呂リフォームの全体像と決め方の順番

決め方の基本ステップ(全体設計)

  1. 現状の不満を書き出す(寒い・カビ・段差・掃除が大変・狭い・老朽化)
  2. 優先順位を3つに絞る(例:断熱>掃除性>デザイン)
  3. 工法の方向性を決める(システムバス=工期短・高耐水/在来=自由設計)
  4. 概算費用レンジを把握(機能とグレードで幅が出る)
  5. メーカー型番×オプションで比較(見積の前提条件を統一)
  6. 相見積もり(3社以上)→現地調査→最終仕様確定

業者に依頼する際、相見積もりをすることで約20万円以上安くなることもあります!!
詳細については業者の選び方に関する下記記事をご覧ください。


費用相場と内訳

代表的な費用レンジと工期

リフォーム内容費用目安工期目安主な特徴
ユニットバス同等交換80〜150万円3〜6日標準的。掃除性・防水性が安定
在来浴室→ユニット化100〜180万円5〜10日防水更新・断熱改修を同時にしやすい
在来でデザイン造作150〜300万円7〜14日自由設計。素材こだわり向き
部分リフォーム(床・ドアなど)10〜50万円1〜2日予算優先・不満点の局所改善

※搬入経路・配管更新・電気容量増強・窓交換・断熱範囲などで上下に振れます。

価格を押し上げる代表因子

  • 解体・撤去費(タイル厚み・土間状態・残材処分費)
  • 下地・防水やり替え(在来からの転換時は増えやすい)
  • 電気・給排水の更新(漏水予防や容量増強)
  • 断熱改修・二重窓(ヒートショック対策・結露抑制)
  • オプション(浴室乾燥暖房機・高断熱浴槽・カウンター一体型水栓・保温壁)

予算を最適化するコツ

  • 相見積もりで条件統一(同一メーカー・同一型番・同一オプションで比較)
  • グレード戦略(掃除性・断熱は上位、アクセサリは標準でも好体験を確保)
  • 補助金・助成金(断熱・バリアフリー等の条件を満たすと適用可能な年あり)

費用についても下記記事で詳細に説明してますのでぜひご覧ください!


住宅タイプ別:マンションと戸建ての違い

マンションの浴室リフォーム

  • 制約:梁・PS(パイプスペース)位置、躯体への穴あけ不可、共用部養生、工事時間帯制限。
  • ユニットサイズ:1216・1116が主流。既存よりひと回り大きくできるケースもあるが、現地で梁・寸法の実測が必須
  • 費用目安:80〜130万円(標準〜中位グレード)。
  • 注意点換気経路と電気容量(浴乾導入時)/床段差解消騒音管理

深掘り:マンション浴室のサイズ選定と換気・電気の注意点

戸建ての浴室リフォーム

  • 自由度が高い:窓断熱の強化、間取り拡張、土間からの断熱やり替えが容易。
  • 費用目安:90〜150万円(ユニット同等交換)。在来の造作や外壁絡みで増額。
  • 断熱強化:天井・壁・床の六面断熱Low-E内窓が体感温度を大きく改善。

深掘り:戸建ての断熱・窓・外壁絡みの費用最適化


デザイン別(おしゃれ・おすすめ)

ホテルライク(高級感)

  • 配色:ダークグレー×石目調、間接照明、ワイドミラー。
  • 機能:フラットカウンター、水はけの良い床、スリム水栓。
  • 向き:生活感を抑えたい、来客が多い、夜の入浴を贅沢にしたい。

ナチュラル(家族向け)

  • 配色:ホワイト×木目。明度を高めて広く見せる。
  • 機能:高断熱浴槽、滑りにくい床、マグネット収納。
  • 向き:小さな子どもがいる、昼間の採光がある家。

シンプルモダン(掃除性重視)

  • 配色:白〜ライトグレー、直線で構成。
  • 機能:段差極小、目地レスパネル、ワンタッチ水栓。
  • 向き:メンテ負担を最小化したい共働き家庭。

ユニバーサル(安全性)

  • 配色:中明度で段差・手すりを視認しやすく。
  • 機能:L型手すり、ベンチ浴槽、断熱ドア、床暖房。
  • 向き:高齢者同居、将来の介護を見据える家。

事例集:おしゃれ浴室デザインの作り方
☞リフォームの際は下記記事を参考にされてください!


工法別(システムバス・在来浴室)

システムバス(ユニット)の特長

  • 長所:防水一体構造で漏水に強い/工期短/掃除性が高い/メーカー保証。
  • 短所:サイズの自由度は在来に劣る。
  • 適性:標準規格サイズに収まる住戸、コスパ重視、掃除時短。

仕様選びの勘所

  • :乾きやすさ・滑りにくさ・クッション性。
  • :高耐久パネル/目地最小化。
  • 浴槽:高断熱+人造大理石で保温と清掃性を両立。
  • 換気:浴室乾燥暖房機(電気容量と換気経路を事前確認)。

詳細:システムバスとは

在来浴室の特長

  • 長所:素材自由(タイル・石・木)、寸法・形状が自在、窓計画の自由度。
  • 短所防水層の品質が成果を左右/工期・コストが増えやすい。
  • 適性:意匠こだわり、古民家・眺望浴室、オーダー造作。

成功の要点

  • 防水の施工管理(水密試験、立ち上がり高さ、排水計画)
  • 断熱計画(外皮性能・結露対策)
  • メンテナンス設計(目地素材・清掃動線)

詳細:在来浴室の設計と防水の基礎


部分リフォーム(床・塗装・ドアなど)

床リフォーム

  • 目的:冷たさ軽減・滑り止め・クッション性向上。
  • 手法:高断熱床材への上貼り/既存撤去→新設。
  • 費用:10〜30万円。1日完了も可。

壁・天井の塗装/パネル化

  • 塗装:下地処理が命。防カビ・防水塗料で再生。
  • パネル:目地が減り、掃除性が大幅に向上。
  • 費用:10〜40万円。

ドア交換・窓断熱

  • ドア:樹脂パネル・断熱仕様・段差縮小。
  • :内窓追加や樹脂サッシ化で体感温度改善。
  • 費用:ドア7〜20万円、窓8〜25万円。

浴槽だけ交換

  • 狙い:ヒビ・退色・ザラつきの改善。
  • 選択:FRP→人造大理石で清掃性・保温を底上げ。
  • 費用:20〜50万円。

換気・暖房・乾燥

  • 浴乾:洗濯乾燥・カビ抑制・ヒートショック対策。
  • 留意:電気容量・ダクト経路・騒音値の確認。
  • 費用:12〜35万円。

個別解説:床/塗装/ドア・窓/浴槽交換/浴乾


施工会社選び

見積書で絶対に確認する項目

  • 一式の中身:解体・撤去・廃材処分・給排水・電気・下地・防水・組立・諸経費の内訳が明示されているか。
  • 前提条件:メーカー・型番・サイズ・オプション・電気容量・換気方式・窓の扱い。
  • 追加費用の発生条件:土台腐朽・白蟻など想定外の補修が出た場合の取り決め。

会社タイプ別の特徴

  • 地場工務店:価格は抑えめ、対応が柔軟。担当者の力量差に注意。
  • 大手リフォーム:価格はやや高め、保証と標準化が強い。
  • 専門店:浴室領域に強く、工期短・工程の精度が高い。

契約前チェックリスト

  • 現地調査の丁寧さ(採寸・配管・電気・換気・梁寸法)
  • 写真付きの施工事例口コミ
  • 工程表近隣対策の説明
  • 瑕疵補償・メーカー保証の範囲
  • 代替入浴手段の案内(工期中)


重要なのでもう一度お伝えします!!

業者に依頼する際、相見積もりをすることで約20万円以上安くなることもあります!!
詳細については業者の選び方に関する下記記事をご覧ください


進め方とタイムライン(標準ケース)

1〜2週目:要件定義と概算

  • 現状不満の棚卸し/優先順位決め/概算の把握。
  • メーカーショールームで実寸の質感・掃除動線を確認。

3〜4週目:現地調査・相見積もり

  • 3社以上に同条件で見積依頼。
  • 換気・電気容量・窓寸法・梁位置の実測写真を保存。

5〜6週目:仕様確定・発注

  • 迷ったら「断熱・掃除性」を優先。
  • 近隣挨拶・工程表・搬入経路の確認。

工事〜引渡し

  • 養生→解体→給排水・電気→下地・防水→ユニット組立→仕上げ→通水・通電試験。
  • 引渡しチェック:水栓・排水・換気・ドアの建付け・コーキング打ち。
  • 取扱説明と保証書受領。

よくある質問(「必要か」「時期」「1.25坪」など)

Q1. リフォームは本当に必要?

必要性の目安は、漏水や土台腐朽の兆候、冬の極端な寒さ、段差や手すり不足による転倒リスク、カビの慢性化。10〜20年での更新が多いが、使用環境によって前後します。

Q2. ベストな時期は?

外気が安定する春・秋が人気。梅雨・真冬は工事調整や乾きに注意。補助金スケジュールと併せて年度前半〜中盤が狙い目。

Q3. 1.25坪(1216)で狭いけど快適にできる?

可能。ワイドミラー・明度の高い壁・フラットカウンター・縦長収納・ガラスドアで体感を広げる。断熱・換気を優先すると満足度が上がる。

Q4. 工事中はどう過ごす?

工期中は入浴不可。近隣の銭湯・スポーツクラブ/仮設ユニットの手配を事前に。工程短縮のため決裁・仕様確定を前倒しする。

Q5. マンションでサイズアップできる?

梁・PS・排水勾配により可否が分かれる。現地での三次元採寸と搬入経路確認が必須。

Q6. 補助金は使える?

断熱改修・水栓の節湯・バリアフリー対応で対象となる年がある。年度初〜中盤で枠消化が早いため、早期申請を推奨。


失敗を防ぐ要点まとめ(チェックリスト)

  • 優先順位は3つに絞り、仕様選定の軸をぶらさない
  • 相見積もり3社以上、同一条件で比較
  • ショールームで掃除性・段差・手触りを体感
  • 工事前に換気経路・電気容量・窓断熱を最終確認
  • 引渡し時に通水・通電・排水・建付け・コーキングをチェック
  • 保証書・取説・メンテ周期の書面を保管

まとめ

お風呂リフォームは、断熱・防水・安全性・掃除性・デザインの五角形をどう最適化するかの意思決定です。
最初に「不満の棚卸し」と「優先順位の明確化」を行い、工法(システムか在来か)と費用レンジを決めたうえで、メーカーの実機で質感・清掃動線を体感しましょう。
最後に、同条件の相見積もり現地調査の精度で勝敗が決まります。

次の一歩は、以下の記事からどうぞ。